サン電子<6736>は、3月7日、レトロゲームの風雲児サンソフトが完全新作『Ark of Charon』(アークオブカロン)を2024年に発売すると発表した。アングーとの共同開発になる。Steamで配信される予定で、具体的なリリース時期や価格については未定とのこと。
本作は、コロニーシムとタワーディフェンスが融合した新しいタイプのゲーム。世界樹が失われて、生命がいなくなってしまった世界。
プレイヤーは巨大な獣のような姿をした新たな世界樹となる「世界樹の苗木」を「苗床」まで導いていく。苗床までの道中、危険な魔物たちが苗木に襲いかかってくる。「使い魔」たちを操って資源を集めたり兵器を建築して魔物たちとの戦いに備えていく。
▼使い魔たち
▼世界樹の苗木
■ゲームシステム
まずは地上で資源を集めよう。建築のための資材だけでなく、使い魔たちの空腹を満たすための食糧や、かつての生命が残した「失われたテクノロジー」を集めることができる。
苗木の背中にはさまざまな建築ができる。「コア」を守るための壁、魔物を倒すための兵器、使い魔たちが作業する部屋など、プレイヤーの戦略によってどのような建築をするのかは大きく変わる。
ただし、時間・資源・使い魔たちの体力、そして建物の重さや強度など、それらをうまく管理できなければ苗床までの旅は厳しい旅となってしまうだろう。
準備ができたら移動開始。大きな獣のような姿を現し、世界樹の苗木は移動を始める。
移動中は世界樹の生命力に引き寄せられた魔物たちが容赦なく襲い掛かる。魔物たちは建物を破壊し、世界樹のコアを狙ってくる。使い魔と兵器を操り魔物たちの攻撃から逃れよう。
※画面は開発中のものであり、実際のゲームとは異なる場合がある。
■サンソフトプロジェクト 部長 越知雄一氏
僕がサンソフトに入ったのは21年7月でした。これからのサンソフトを作るのに、レトロのIPも重要ですが未来に向かって新しいものを作りたい、という思いがありました。社内で進めるプロジェクトも準備しつつ、良いパートナーと今までにないものを作りたいと考えた時、昔成功と苦労を共にしたアングー中川さんの顔が思い浮かびました。
中川さんはすぐに首を縦には振ってくれませんでしたが、1年近いやりとりのうちに「Ark of Charon」を進めることになりました。
今までの開発は順調、と言い切れるものではありませんが、色々試行錯誤を経てコロニーシム+タワーディフェンスという一風変わった、でも遊んでみると面白いものができたと思います。皆さんに遊んでいただくのは少し先になりますが、アクションが得意なアングーさんの強みを活かしつつ、更に楽しめるものにしていきます。ぜひ楽しみにしていてください。
■アングー代表 中川裕史氏
「新しく生まれ変わるサンソフトから、世界中の方に楽しんで頂けるゲームを送り出していきたい!」そんなアングーのビジョンとも重なる熱い想いを越知さんから伺ったことが、このゲームを制作するきっかけでした。
サンソフトさんの皆さまと協力し、決して大きな規模のゲームではないのですが、可愛くて癖のあるキャラクターたちが活躍する魅力的で面白いゲームが出来上がりました。
まだリリースは少し先ではありますが、スタッフ一同で皆さまに楽しんで頂けるものを目指して頑張りますので、良かったらぜひプレイしてみて頂ければと思います。
■関連サイト
(C)2024 SUNSOFT
(C)Angoo Inc.
会社情報
- 会社名
- サン電子株式会社
- 設立
- 1971年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 内海 龍輔
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6736