2023年アプリ総合売上、『モンスト』2年連続でトップ堅守 世界のモバイルゲーム市場は2年連続の減少【ファミ通モバイルゲーム白書24】

角川アスキー総合研究所は、モバイルゲーム業界のデータ年鑑『ファミ通モバイルゲーム白書2024』を2024年4月25日に発売し、2023年総合売上で、2023年にサービス開始10周年を迎えた『モンスターストライク』が2022年に続き2年連続でトップの座を堅守したと発表した。

MIXIの『モンスターストライク』は、『ウマ娘 プリティーダービー』に首位の座を譲った2021年以外は、ここ数年トップに位置しており、その勢いに衰えをみせていない。まさに"モンスター"級と評価した。

 

また、2023年の世界のモバイルゲームのコンテンツ市場について、前年比1.4%減の8兆7916億円だったとする推計を発表した。2015年の調査開始以来、2021年まで一貫して市場拡大を続けてきたが、2022年から2年連続のマイナスとなった。巣ごもり需要で底上げした市場規模が落ち着き、すでにアジアや北米では市場成熟期に入っているが、生活に密着したスマートフォンというデバイスの特性を踏まえると、急激な市場縮小の可能性は低いと指摘した。

 

このほか、角川アスキー総合研究所のXのリアルタイムトレンド解析システムにより、2022年11月から2023年10月までの期間、モバイルゲームアプリとその関連IPに関するワード(共起語)のポスト数を解析した。結果、最もポストしたゲームアプリは『原神』で3年連続の首位となった。1年間の総ポスト数は4544万ポストで、単純計算するとひと月あたり約379万回、一日あたり約12.5万回ポストされている計算となるという。

 

なお、本書は、ファミ通ゲーム白書の姉妹版となる、モバイルゲームに特化したデータ年鑑の最新刊。日本国内と北米・欧州・アジア・中南米といった海外主要地域別の市場の動きや、ユーザーの消費行動、主要アプリの詳細など、最新の調査データをもとに、モバイルゲーム業界を多角的に分析する。角川アスキー総合研究所「Xトレンド解析サービス」の検証により最新のユーザー動向もわかる、アプリビジネスに欠かせないモバイルゲーム市場ビジネスレポート。

 

■ファミ通モバイルゲーム白書2024

発行・編:角川アスキー総合研究所
発売日:2024年4月25日
価格:書籍版(オンデマンド印刷):
5万3900円(税/送料込)
PDF版:4万8400円(税/送料込)
PDF+書籍 セット版:10万2300円(税/送料込)
判型・頁数: A4、412ページ

▼販売ページ
https://f-ism.net/fgh/2024mobile.html

※オンラインショッピングサイト「ebten」のみの販売となる。
※電子版は主要電子書籍ストアで2024年4月25日発売予定。

※集計:2022年11月1日~2023年10月31日(角川アスキー総合研究所「Realtime trend analytics」)】※ 世界のモバイルゲーム市場規模および国内アプリ売上で掲載している数値は、MixRnak社のデータを基に角川アスキー総合研究所が算出した推計値。
※世界のモバイルゲーム市場規模の数値は、元データ(米ドル)に年平均レート(デイリー終値の平均値)を乗じて円換算している。
※国内アプリの売上データ値は、アプリストアの手数料控除前のグロス売上。

株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2554億2900万円、営業利益259億3100万円、経常利益266億6900万円、最終利益126億7900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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