『ロイヤルマッチ』が第2四半期に入って日本国内で収益2.5倍、ダウンロード数6倍と急成長…Sensor Tower調査

 

Sensor Tower(センサータワー)は、クラシックマッチ3パズルゲーム『ロイヤルマッチ』に関するレポートを公開した。2021年2月に日本国内でリリースされたタイトルだが、2023年第2四半期(2023年4~6月)に入って人気に火が付き、収益が2.5倍以上、ダウンロード数で6倍近く伸びるなど急成長を見せた。MAUは同ジャンルでトップとなり、継続率もトップクラスの水準になっているという。

 

同タイトルは、イギリスのパブリッシャーDream Gamesからリリースされており、ゲーム内容は、「簡単爽快マッチ3パズル&王国リフォームゲーム」という説明からもわかるとおり、クラシックマッチ3スタイルのパズルゲームを通して入手した報酬・アイテムを使って、王様の城をリフォームしていくものとなっている。

『ロイヤルマッチ』のリリース(2020年7月)から2023年6月までの世界の累計収益は、12億ドル(1719億円)以上を記録している。同期間における市場別の収益シェアでは、1位がアメリカで58%、2位が日本で6%、3位がイギリスで5%となっている。これで計算すると、国内累計収益は7200万ドル(103億円)となる。

 

人気に火がついてからは国内のセールスランキングでTOP30に入ることも珍しいことではなくなった。日本のモバイルパズルゲームにおいて、収益・ダウンロード数成長量ともにトップに立ち、2位の『ガーデンスケイプ』(Playrix)の7倍以上、ダウンロード数でも2位の『Woodoku: ウッドブロックパズル』(Tripledot Studios)の3倍近くの差をつけたとのこと。

 

レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、シンプルな操作性と次へ次へとプレイしたくなるレベルなどのゲーム性や、爽快感のあるゲームプレイややめどきがわからなくなるステージ構成など、モバイルパズルゲームとしての魅力が大きいと指摘した。

さらに『モッピー』(Ceres)や『ポイントインカム』(Fivegate)などの「ポイ活」の一環でプレイしているユーザーもいると推測しているという。こうしたポイ活アプリで常に『ロイヤルマッチ』が対象になっているわけではないが、一定期間中に指定したステージをクリアするとポイントが入手できる施策が功を奏していると分析している。

 

2023年第2四半期から日本で人気上昇中のロイヤルマッチ、日本収益2,000万ドルを突破、マッチ3ジャンルMAUもトップに
https://sensortower.com/ja/blog/royal-match-rising-popularity-in-japan

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