プレイヤーの性格を最大限反映されるゲーム『Last Standard』が発表 TGSに出展…今後はVRにも対応


 I From Japanが、9月15日、東京ゲームショウのインディーゲームコーナーにて、プレイヤーの意思と性格を最大限反映させるゲーム「Last Standard(体験版)」をリリースすると発表した。

Last Standard は、サイコダイブという心理解析システムによってプレイヤー毎に生成されたウツシミ(武器)で戦うゲーム。崩壊していく日本を舞台に、奪い奪われの領土戦や、F&A システムを採用し、最大限にプレイヤーの意思を尊重し展開していくというストーリーだ。

またオンラインモードでは、領土戦はもちろんのこと、プレイヤーそれぞれの個性豊かな武器同士の対戦を楽しむことができる。

今回、リリースされるLast Standard(体験版)では、心理テストを用いた簡易的なサイコダイブシステムでプレイヤーの武器を選定し、その武器を用いて東京の渋谷周辺を舞台にプレイ、またオンライン、オフライン対戦をすることが可能になっている。

今後の展望として、『Last Standard』本製品版では、脳解析によるサイコダイブや自然言語処理を用いてプレイヤーとAIの区別がつかないようなチャットシステムなど、体験版よりもさらにシステムを発展させ、さらには最近話題の仮想現実(VR)にも対応していくという。

また、本ゲームの仮想現実化に当たって、現在、I from Japan では、現実の身体を直接動かさなくても、ゲーム上のキャラクターを操作することが出来る特殊デバイスの開発もしている。

この特殊デバイスにより、プレイヤーはゲーム内に疑似ダイブすることになり、Last Standard というゲームの世界で、プレイヤー自身が登場人物となることが可能になる。

その疑似ダイブを利用して、アクションゲームとしての要素だけではなく、教育(数学、英語など)やスポーツなど、多種多様な要素を追加し、アクション以外の分野も特殊デバイスを通して体験できるようになり、ゲームと現実の境界線を最小限にする事でより仮想現実での生活を充実させることができる。

【システム】

■サイコダイブ

本作品では、プレイヤーの性格や個性を反映させたもう一人の自分であり、相棒であり、武器であるウツシミが登場します。今回は簡易な心理診断を用いて、その回答をもとにプレイヤーの心を解析するシステムによって、ウツシミを生成します。

また、本製品版では現在の簡易な心理診断ではなく、脳構造解析によって、プレイヤーの心を解析し、よりプレイヤーの個性を反映させたウツシミを生成できるサイコダイブシステムを導入します。

■F&A システム

本作品では、開発者が決められた選択肢や固有イベントを用意しておりません。ゲーム内に存在するすべての事柄に対して、プレイヤーは一人称視点に切り替え、自身のウツシミを通してゲーム内のネットワークにアクセスし調べることができます。このような F&A システムは存在するオブジェクトだけではなく、未知の人物や事件に遭遇した際にも情報収集手段として有効活用することができます。

プレイヤーがその事件に介入するか否かに関わらず事件は進行していくので、プレイヤー自身が能動的に行動しなければいけません。

【ストーリー】

それは、人類終焉の日――

その日、あらゆる罪は神の御許に浄化され、人類は次の世界へと旅立つはずだった。

しかし空が二つに割れ、終焉は唐突に免れる。

残された人類のうち、罪なる者は黒い影に呑み込まれ、ツミビトという自我のない化け物に成り果てた。浄化されし者は、その魂にウツシミというもう一つの人格を獲得し、善なる者と悪なる者に分かれた。

絶望と混乱の果て、二つに分かれた人類は再び争いにその身を置き、愚かな歴史を繰り返そうとする・・・

そう、これは人類の再生と破滅の物語。

 

I From Japan

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