KADOKAWAの24年3月期のアニメ映像事業、営業益110%増の45億円と大幅増益…『【推しの子】』『異修羅』『ダンジョン飯』で版権収入拡大、前年の評価減もなく

KADOKAWA<9468>は、本日(5月9日)発表した2024年3月期の決算で、アニメ・実写映像セグメントの業績について、売上高は前の期比6.4%増の460億6000万円、営業利益が同110.9%増の45億7400万円と大幅増益だったこと明らかにした。

アニメについては、ゲーム・グッズ向けのほか、国内外の配信サービス向けのライセンス収入が好調だった、としている。実写映像における評価減という一時費用がなかったことも増益要因となった。

『【推しの子】』や『異修羅』に加えて、第4四半期からは『ダンジョン飯』が収益貢献したとのこと。実写映像では、『わたしの幸せな結婚』や『首』、『マッチング』等の自社原作の実写映像化が貢献し増収となった。

四半期別の業績を見ると、第4四半期は、『ダンジョン飯』や『異修羅』の貢献もあり、売上高は前年同期比8.5%増の132億3600万円と直近の最高水準となった。ただ、今後の放映作品の販促も行った影響で営業利益は同9.3%減の9億5800万円だった。

業績推移は以下のとおり。