KLabの決算説明資料より…新作パイプラインは「BLEACH」初の完全新作ハイブリッドカジュアルゲームが追加に 『ハイキュー!!FLY HIGH』は2Qより収益貢献へ

柴田正之 編集部記者
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KLab<3656>は、5月9日、2024年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料から同社の新作パイプラインの状況を見てみたい。

大型タイトルの新規開発については、前四半期から変更なく、3本が開発中となっている。ただ、Electronic Artsとの協業タイトルである『EA SPORTS FC TACTICAL』は、リリースが当初の予定より遅れており、現在オープンベータテストを実施している。

ハイブリッドカジュアルゲームの新規開発は、プロジェクト化見通しだったタイトルと思われる「BLEACH」初の全世界(中国大陸を除く)向け完全新作ハイブリッドカジュアルゲームが開発進行中となり、4本のプロジェクトの開発が行われている。

ハイブリッドカジュアルゲームについては、社内の開発チームと子会社グローバルギアに加え、ポケットペアなどの協業先とともに開発を進めている。同社グループが培ってきた経験やノウハウを事業に応用していくほか、積極的に外部の有力なディベロッパーと協業することで、ヒット確率を高めていく方針だ。

海外向けゲーム開発支援モデルは、アニメ「ハイキュー!!」の新作スマホゲーム『ハイキュー!!FLY HIGH』が3月28日にリリースされ、進行進行中のプロジェクトは1本減少して2本となった。なお、『ハイキュー!!FLY HIGH』は第2四半期より収益への貢献が見込まれるとのこと。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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