KLab、マッコーリーを割当先とする第19回新株予約権と社債を発行 総額29.3億円調達しモバイルゲーム開発に充当 行使進まない第18回は取得・消却へ

KLab<3656>は、本日4月10日、マッコーリー・バンクを割当先とする第三者割当の方法による第19回新株予約権と第1回無担保社債(私募債)を発行すると発表した。新株予約権が全て権利行使されると概算で29億3200万円、無担保社債では10億円を調達する。

新株予約権の発行個数は10万1000個で、新株予約権1個あたり100株を発行する。潜在株式数は1010万株となる。新株予約権の当初行使価額は1株あたり287円とした。割当日は4月26日で、行使期間は4月30日から2026年5月1日までと設定されている。

 

調達予定資金については、新規大型モバイルオンラインゲームと新規カジュアルゲームの企画・開発・運営費用に充当する予定だ。

現在、「EA SPORTS FC TACTICAL」のリリース時期の変更に加えて、その他の大型タイトルのパイプライン2本、そしてカジュアルゲームの開発も進行しているという。

 

なお、新株予約権で予定された資金が調達できなかった場合は手元資金を充てる。また新株予約権で調達した資金のうち、10億円は社債の償還資金に充当する予定だが、社債で調達した資金の使途も同じとした。社債はいわば新株予約権の権利行使までのつなぎ融資のようなイメージだろうか。

 

同時に、2022年7月22日に発行した第18回新株予約権について、2024年4月26日をもって、残存する第18回新株予約権の全部を取得することも発表した。当該新株予約権の行使比率は発行数の26.4%にとどまっていた。同社では取得後、直ちに消却するとのこと。

権利行使の進まない第18回新株予約権を取得・消却することで、新株予約権で増加する株式数は325万6700株にとどまり、希薄化率は8%程度に留まるものと想定している、とした。

 

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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