デジタルハーツHD、筑紫敏矢氏が代表取締役社長CEOに4月1日付で就任 現社長の二宮康真氏はスピンオフ上場目指す子会社AGESTの代表に専念へ

  • デジタルハーツホールディングス<3676>は、2月8日、取締役副社長COOの筑紫敏矢氏が4月1日付で代表取締役社長CEOに就任することを発表した。

    現代表取締役社長CEOの二宮康真氏は、同日付で取締役に異動する。二宮氏は6月に取締役を退任する予定で、兼務する子会社AGESTの代表取締役社長執行役員CEOに専念し、同社のスピンオフ上場の準備を進めていくことになる。

    また、創業者で取締役会長の宮澤栄一氏は同日付で代表取締役会長となり、同社は複数代表体制となる予定だ。

  • ■ 代表取締役社長 CEO 筑紫 敏矢氏

当社グループは、グループミッションである“SAVE the DIGITAL WORLD”のもと、世界中の人々が笑顔で暮らせる安心・安全なデジタル社会の実現を追求してまいりました。

近年では、祖業のエンターテインメント事業に加えて、株式会社AGEST(以下、「AGEST」)を中心とするエンタープライズ事業への積極的な投資を行い、第二の事業の柱へと成長させることができました。 その一方で、技術の高度化や市場のグローバル化といった環境変化への適応が求められるなか、異なるビジネスモデル、異なる専門知識を要する両事業が持続的な成長を実現するためには、両事業を完全に分離し、独立した上場企業グループとしての迅速な経営判断により技術開発や成長投資を実行していくことが重要であると判断し、2023年、AGESTをスピンオフ上場させるための準備に着手しました。本スピンオフ上場により引き続き高い成長を目指す「新生AGESTグループ」、そして、エンターテインメント事業にフォーカスし再成長軌道を目指す「新生デジタルハーツグループ(以下、「新生DHグループ」)」の両事業ともに、2024年より新たな経営体制に移行し、2025年のスピンオフ上場の実現を目指します。

これまで当社代表をつとめていた二宮は新生AGESTグループの経営に専念する一方、新生DHグループは創業者である宮澤と私の2人が先頭に立って牽引する形で、現場と一体となってそれぞれの事業の飛躍的な成長を実現してまいります。新生AGESTグループは、DX加速による需要拡大を追い風に、次世代QAエンジニア増強や開発工程におけるソリューション拡充、先端技術やAIの活用などによる「次世代QAソリューション」の提供を通じて急成長を目指します。 一方、国内デバッグ事業を安定基盤とする新生DHグループは、エンターテインメントコンテンツのグローバル化が加速するなか、欧米市場など海外新規市場の開拓や、AI翻訳エンジン開発など新技術活用を含む新ソリューションへの積極投資など、新領域に積極果敢に挑戦していきます。

スピンオフ上場に向けた取り組みが進むなか、それぞれの事業において、目指すべき方向性が明確となり、現場の空気も日々変化していると実感しています。社会のデジタル化が急速に進み、当社の中核事業である第三者検証の重要性が高まるなか、当社は、これからも、多様な人材が活躍するグローバル・クオリティ・パートナーとして、「確かな品質」の提供を通じて、持続的な企業価値の向上とともに、デジタル社会に貢献し続けてまいります。

株式会社デジタルハーツホールディングス
https://www.digitalhearts-hd.com/

会社情報

会社名
株式会社デジタルハーツホールディングス
設立
2013年10月
代表者
代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
決算期
3月
直近業績
売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3676
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