ボルテージ、第1四半期決算は営業損失1億0600万円と赤字幅拡大 電子コミック拡大も主力の女性向けコンテンツ中心に苦戦 新分野への投資も強化

ボルテージ<3639>は、11月13日、2024年6月期 第1四半期(23年7月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高9億1300万円(前年同期比19.2%減)、営業損失1億0600万円(前年同期は8200万円)、経常損失9800万円(同6700万円)、最終損失9900万円(同6800万円)だった。

・売上高:9億1300万円(同19.2%減)
・営業損失:1億0600万円(同8200万円)
・経常損失:9800万円(同6700万円)
・最終損失:9900万円(同6800万円)

「電子コミック・コンシューマ」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」が減少したことが響いて減収となった。広告宣伝費の減少と売上減少に伴う販売手数料の減少など費用を減らしたが、減収の影響をカバーできなかった。また電子コミック・コンシューマへの投資も増やした。

(1)日本語女性向け
日本語女性向けは、「読み物型」「アバター型」「カード型」「ファンダム」に分類して展開している。主に「アバター型」「読み物型」が減少し、売上高は5億3500万円(前年同期比25.6%減)となった。

(2)英語・アジア女性向け
主に「Darkness」及び「Ayakashi: Romance Reborn」が減少したことにより、売上高は1億1200万円(前年同期比17.5%減)となった。

(3)男性向け
主に「六本木」が減少したことにより、売上高は1億9300万円(前年同期比9.6%減)となった。

(4)電子コミック・コンシューマ
主にNintendo Switch向けコンテンツが増加したことにより、売上高は7100万円(前年同期比18.7%増)となった。

 

■2024年6月通期の見通し

なお、2024年6月期の連結業績予想については、合理的な業績予想数値の算定が困難であることから記載していない、としている。

株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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