近鉄百貨店、8月中間決算は営業益15億円と前年1億円の赤字から黒字転換 盛夏商材や特選洋品、宝飾品好調 インバウンド需要も押し上げ

近鉄百貨店<8244>は、10月10日、2024年2月期 第2四半期累計(23年3月~23年8月)の連結決算を発表し、売上高559億8100万円(前年同期比9.0%増)、営業利益15億0500万円(前年同期は1億2700万円の損失)、経常利益13億9700万円(同698.3%増)、最終利益11億8200万円(同180.1%増)だった。

・売上高:559億8100万円(同9.0%増)
・営業利益:15億0500万円(同1億2700万円の損失)
・経常利益:13億9700万円(同698.3%増)
・最終利益:11億8200万円(同180.1%増)

同社では、旗艦店あべのハルカス近鉄本店中心に好調だったようだ。旅行需要や猛暑による盛夏商材の活況が牽引したほか、特選洋品、宝飾品なども引き続き好調に推移した、としている。さらに、円安効果と入国制限終了を背景としたインバウンドの伸びが売上を押し上げるなど、回復基調で推移した、としている。

 

■2024年2月期の業績見通し

2024年2月期の業績は、売上高1131億円(前期比4.9%増)、営業利益45億円(同187.3%増)、経常利益43億円(同121.0%増)、最終利益29億円(同53.1%増)、EPS72.55円を見込む。従来予想からの上方修正となる。

・売上高:1131億円(同4.9%増)
・営業利益:45億円(同187.3%増)
・経常利益:43億円(同121.0%増)
・最終利益:29億円(同53.1%増)
・EPS:72.55円

計画に対する進捗率は、売上高49.5%、営業利益33.4%、経常利益32.5%、最終利益40.8%となっている。

・売上高:49.5%
・営業利益:33.4%
・経常利益:32.5%
・最終利益:40.8%