カヤック、ゲームを活用し社会の課題を解決する専門チーム「ゲームフル」を発足 広告やWeb制作、R&Dなどでクライアントを支援

カヤック<3904>は、ゲームを活用し社会のあらゆる課題を解決する専門チーム「ゲームフル」を発足する。

本チームは、広告やWeb制作、R&Dなどでクライアントへの支援を行う面白プロデュース事業部内の専門チームとして、一方通行になりがちな広告や社内コミュニケーションなどをゲームで「面白く」解決し、クライアントの継続的な事業成長を支援する。

チーム名の「ゲームフル」は、「ゲームフルデザイン」の略。カヤックでは、ゲーム企画のノウハウを様々な領域で応用する手法を「ゲームフルデザイン」と呼んでいる。例えば、馴染みが薄い商品やサービスのプロモーションをゲーム仕立てにすることで多くの人に興味を湧かせたり、社内コミュニケーションの活性にゲームを活用するなど、ゲームというコンテンツ自体が持っている「人の興味やモチベーションを湧き立たせる」という性質を他分野にも応用することを指している。 カヤックの専門チーム「ゲームフル」は、この「ゲームフルデザイン」という手法を用いることで、サービスやプロモーションの外見をゲームらしく仕上げるといった従来の「ゲーミフィケーション」を超えて、ゲームが持つ本質的な魅力によってクライアントのあらゆる課題解決を手助けする。

「ことばのパズル もじぴったん」や「スーパー野田ゲー」シリーズを手がけてきたゲームクリエイター後藤裕之がリーダーに就任

カヤックでは、これまで広告・地方創生・教育などの領域とゲームを掛け合わせたコンテンツやサービスを開発してきました。これらの企画・制作に携わってきた、ディレクターの後藤裕之を本チームのリーダーに任命し、今後より一層ゲームの持つ「面白さ」をクリエイティビティに活かしたコンテンツ開発に注力する。

ゲームフルデザインで解決できることの例

1 商品の魅力を伝える

例:「転生したら(商品名)だったので、魔王を倒しに行くことになった件」

 商品に転生した主人公たち (擬人化キャラクター)が、商品ごとの特性や必殺技を活かしながら謎解きなどの困難をクリアして成長していく、異世界モノのアド ベンチャーゲーム。 古文書(商品の取扱説明書)を解読することで新たな技を習得していく。

・商品の強みをアピール
・マニュアルを読む行動の促進

2 社内制度の認知やインナーコミュニケーションの促進

例:「社員カードゲーム」

社員の名刺やプロフィールを元に生成した カードで戦うカードバトルゲーム。 業務内容や業績、特技や趣味などがステータスに 反映され、さらに、勤怠入力などの日々の雑務や会議などの社内コミュニケーションによっても強さがリアルタイムで変化していく。

・業務や雑務へのモチベーションUP
・社内制度や社員を知ろうとするきっかけつくり

3 学習コンテンツに活用

例:「SDGs パズル」

SDGsの知識が学べるパズルゲーム。 解決につながるオブジェクト同士をつないだり (例:飢えている人+食べ物、アフリカの子供+ 学校...)、 妨げになるオブジェクトを消去したり(例:二酸 化炭素ガス、汚染水、伝染病...)、ステージ(課題)をクリアしていくことで地球の マップを変化させていく。

・複雑なことを遊びを通して理解の促進につながる
・興味の持続

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る