ボルテージ、資本コストや資本収益性の改善に向けた目標・取組みを決定 「利益創出のための投資」「IR、PR活動の強化」「株主還元、資本政策の推進」に注力

  • ボルテージ<3639>は、9月14日、資本コストや資本収益性の現状を評価・分析し、改善に向けての目標・取組み方針について決定したことを発表した。

    2023年6月末時点の同社の現状は、ROIC(投下資本利益率)およびROE(自己資本利益率)が営業損失を計上しているためマイナスであり、PBR(株価純資産倍率)が0.99倍と1.0 倍未満の水準であり、投資者から十分に評価されていない状況にある。これは収益性の不足が、市場評価に繋がっていないものと分析しているという。

    目下の目標としては、ROIC・ROEといった収益性に係る指標をプラスに転じさせ、市場評価としてのPBRの1倍以上を目指す。改善に向けた方針としては、売上高および営業利益の向上、IR活動への注力だ。株主資本コストや株価を意識した経営により、持続的な成長と企業価値の向上を目指していく。

    <改善に向けた具体的な取組み>
    ①利益創出のための投資
    ・成長戦略の実行
    ファンダム戦略:日女アプリにおけるファンダム充実及びアプリ進化、採算性の向上
    ヒットIP戦略 :新分野(電子コミック・コンシューマ)の拡大と強力IP創出
    *IP=Intellectual Property(知的財産)。同社オリジナルのタイトル1つ1つを指す。
    ・事業領域、規模拡大のためのM&Aや出資
    ・人的資本への投資
    社員のベースアップ及び給与水準の引上げ、新卒初任給の引上げ
    各種インセンティブ、研修の充実、資格取得の支援
    ②IR、PR活動の強化
    ・決算説明会の継続実施
    ・決算説明資料や同社ホームページでの情報刷新
    ・同社ホームページなどでのESG、サステナビリティに関する取り組み、実績の積極的な開示
    ③株主還元、資本政策の推進
    ・配当による積極的な株主への利益還元
    ・魅力的な株主優待制度の継続
    ・役員報酬における業績連動報酬、株式報酬の採用による株価を意識した経営の継続

株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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