ボルテージ、23年6月期決算は売上高21%減、8400万円の営業赤字を計上 電子コミックとコンシューマが伸長も主力の日本語女性向けなどが苦戦

  • ボルテージ<3639>は、8月10日、2023年6月期の連結決算を発表、「電子コミック・コンシューマ」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」が減少し、全体として減収となった。

    一方、広告宣伝費の減少や、Voltage Entertainment USAの解散に伴う従業員の退職などによる費用減少、オフィス減床による賃借料の減少などで赤字幅は縮小した。

    売上高42億5700万円(前々期比21.0%減)
    営業損益8400万円の赤字(前々期3億6200万円の赤字)
    経常損益6300万円の赤字(同2億9600万円の赤字)
    最終損益3900万円の赤字(同4億1200万円の赤字)

    事業区分別の状況は以下のとおり。

    ①日本語女性向け
    主に「アバター型」「読み物型」が減少し、売上高は前々期比21.7%減となった。

    ②英語・アジア女性向け
    主に「Love365」の減少およびVoltage Entertainment USAを解散および清算をしたことによるタイトル減少により、売上高は同41.4%減となった。

    ③男性向け
    主に「六本木」が減少したことにより、売上高は同9.7%減となった。

    ④電子コミック・コンシューマ
    主にぼるコミ、Nintendo Switch向けコンテンツが増加したことにより、売上高は同24.2%増となった。

  • ■2024年6月期の業績予想は非開示

  • 続く2024年6月期の通期予想については、グループを取り巻く事業環境の変化が激しく、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難であるため、非開示としている。

    アプリ事業においては、主にコスト効率化やユーザー行動の変化対応に注力し、新分野においては、商品生産ライン増及び販路開拓、並びにヒット路線の開拓に注力していくという。

株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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