GENDAが東証グロースに新規上場 GiGOブランドを展開するアミューズメント関連企業 「SEGA」のゲーセン買収後に売上・利益は急拡大

東証グロース市場に新規上場したGENDA(ジェンダ)<9166>は、本日(7月28日)、2024年1月期の決算について、売上高475億円(前期比3.1%増)、営業利益43億円(同1.3%増)、経常利益42億5000万円(同5.9%増)、最終利益35億円(同0.1%増)になる見通しと発表した。

・売上高:475億円(同3.1%増)
・営業利益:43億円(同1.3%増)
・経常利益:42億5000万円(同5.9%増)
・最終利益:35億円(同0.1%増)
・EPS:106.34円

同社は、日本及び海外でアミューズメント施設の開発・運営を行っている。中核子会社となるのは、セガ エンタテインメントを前身とするGENDA GiGO Entertainmentだ。都市型店舗やショッピングセンター型店舗、ロードサイト型店舗と国内250店舗を展開している。また台湾子会社を通じて4店舗を有する。今期は9店舗の増加を見込んでおり、売上高は2.6%増の442億5000万円を計画している。

他方、オンラインクレーンゲーム「GiGO ONLINE CRANE」「LIFTる。」「オタクレ」のサービス提供を行っており、こちらは7.4%増の17億2600万円を見込む。このほか、GENDA Gamesと伍彩汇业(广州)贸易のアミューズメントマシンレンタルの売上高が0.5%増の7億9200万円、セールスプロモーションなどを行う「その他」が17.3%増の7億3100万円を見込んでいる。

業績推移は以下のとおり。セガサミーホールディングス<6460>より、旧セガ・エンタテインメントをグループに迎えた2022年1月期から連結に移行したが、売上と利益がまさに様変わりしたことが見て取れる。コロナ禍でアミューズメント施設の先行きに不透明感が強まる中、あえて買収を決断したことが結実したといえよう。

 

上場に伴い、第三者割当増資も合わせて手取り概算で54億2600万円を調達した。調達した資金は、アミューズメント施設の新設に17億3000万円、既存アミューズメント施設の改装に4億円、アミューズメントマシンの購入に32億9600万円に充当する予定。

なお、初値については、朝方から売り気配で始まり、公開価格1770円を7.5%下回る1637円を付けた。大人しめのスタートとなったが、その後は買いが集まっており、2037円まで買われる場面があった。この日の前引けは、1998円だった。

会社情報

会社名
GENDA
設立
2018年5月
代表者
申 真衣
決算期
1月
直近業績
持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
上場区分
未上場
企業データを見る