AbemaTV、21年9月期の決算は売上高68％増の258億円、営業損失137億円(前の期169億円)と大幅増収・赤字縮小　藤田社長「損益改善フェーズに入った」

AbemaTVの2021年9月通期(第7期)の決算は、売上高258億3600万円(前の期比67.9%増)、営業損失137億4600万円(前の期は169億1100万円)、経常損失140億4300万円(同171億3800万円)、最終損失155億8900万円(同171億3900万円)と大幅増収・赤字幅縮小となった。売上原価や販売管理費が伸びたものの、売上の増加に伴い赤字幅が縮小した。引き続き債務超過となっている。

・売上高:258億3600万円(同67.9%増)
・営業損失:137億4600万円(同169億1100万円)
・経常損失:140億4300万円(同171億3800万円)
・最終損失:155億8900万円(同171億3900万円)

同社は、インターネットテレビ局「ABEMA」を運営している。この期も引き続き先行投資を行っているが、広告や月額課金などが伸びたようだ。

 なお、サイバーエージェントの2021年9月通期の決算説明会において、藤田晋社長は「損益改善フェーズに入った」と述べ、周辺事業も含めて「ABEMA」の売上を伸ばしながら、赤字幅を減らしていく局面に入っていくことを示唆した。すぐに利益貢献とはいかないだろうが、徐々に赤字が減っていくものと見られる。