ザッパラス、第2四半期は経常益10%増 占いなどのコンテンツが好調

 ザッパラス<3770>は、第2四半期累計(5-10月期)の連結業績を発表し、売上高57億1400万円(前年同期比3.1%増)、経常利益16億4800万円(同10.1%増)、四半期純利益9億7300万円(同10.8%増)となりました。

■コンテンツ事業

 主力のコンテンツ事業は、売上高44億2300万円、セグメント利益19億6500万円となりました。新規サイトの投入による集客力の向上および広告出稿の最適化を課題として取り組み、携帯電話公式コンテンツは23サイト、PCコンテンツでは62サイトの新規投入を行い、月額課金会員数は224万人になった、としています。また、同社で運営する有料・無料サイトの会員葯500万人をつなぐ自社プラットフォーム「スピチャン」では、仮想通貨を導入し個別課金を開始した。その結果、携帯電話向け公式コンテンツは433サイトになったそうです。

■コマース関連事業

 コマース事業は、売上高11億7000万円、セグメント利益5600万円となりました。モバイルコマースで、新規サイトの投入と積極的な広告出稿による集客力の向上につとめたほか、携帯電話販売でも収益、利益の拡大に努めた、としています。モバイルのコマースサイトは33サイト、PCが2サイトとなっており、携帯電話ショップは3店舗になったそうです。

■その他の事業 

 その他の事業は、売上高1億2100万円、セグメント利益1900万円でした。「Y! suica」や「サクッとシネマサーチ」などのサイト運営を他社と共同で行ったそうです。

 なお、2011年4月通期では、売上高112億3000万円(前期比0.0%増)、経常利益30億円(同0.4%減)、当期純利益17億9000万円(同16.8%増)、一株当たり当期純利益1万4461円を見込んでいます。業績は、概ね当初の予想どおりに推移しているため、従来予想からは変更はない、とのこと。