ガンホーOE、2011年12月期は増収・減益…スマホアプリの開発体制強化で費用先行

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が本日(2月13日)発表した2011年12月期の連結業績は4.0%増収を確保したものの、営業利益が36%減となるなど減益での着地となった。主力のオンライゲーム事業が減益となったほか、モバイルコンシューマ事業も費用が先行し営業損失となったことが影響したようだ。 同社の発表した業績は、売上高96億円(前期比4.0%増)、営業利益11億円(同36.2%減)、経常利益15億円(同37.0%減)、当期純利益16億円(同14.4%減)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 PCオンライン事業が、売上高85億1000万円(同3.5%増)、営業利益23億9800万円(同3.0%減)だった。「ラグナロクオンライン」でアイテム販売の自粛した影響があった模様。ただ、下期以降は震災前の水準にまで着実に回復した。また、「エミル・クロニクル・オンライン」や、「トイ・ウォーズ」もゲーム内外のイベントや新アイテムの販売などを実施し、会員数は順調に増加した。 モバイルコンシューマ事業は、売上高13億3000万円(同8.9%増)、営業損益5億8900万円の赤字(前期2800万円の黒字)だった。スマートフォンアプリ「ケリ姫クエスト」がApp Storeトップ無料で1位となったほか、PSP用シミュレーションRPG「ラグナロク~光と闇の皇女~」を発売した。今後、「ラグナロクオンライン」を中心にした展開を図っていくとのこと。今後、スマートフォンを中心とした展開強化のための開発体制も強化しており、そのための費用が先行する形となった。 なお、2012年12月期の見通しは非開示としている。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
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