ユークス、新日本プロレス全株式をブシロードに5億円で譲渡【追記あり】

ユークス<4334>は、本日(1月31日)、連結子会社の新日本プロレスリングの全株式を、ブシロードグループパブリッシングに売却する、と発表した。 ユークスは、2005年11月、新日本プロレスリングを子会社化して以来、プロレス興行の活性化に注力してきた。しかし、ゲーム業界は、オンライン市場の拡大などにより競争が激化しており、経営資源の集中と財務体質の強化を図るため、事業構造の見直しが重要になったため、としている。 譲渡価額は5億円で、保有する1000万株を全て譲渡する。ユークスには株式譲渡に伴う譲渡益が特別利益として計上される見込み。2012年1月期の業績への影響については確定次第、開示する、としている。 なお、ユークスの2012年1月期の業績見通しは、売上高49億8400万円(前年同期比1.3%減)、営業利益4億0400万円(同55.7%減)、経常利益4億1600万円(同23.6%減)、当期純利益2億3900万円(同42.1%減)となっていた(関連記事)。 またブシロードもリリースを発表しており、新日本プロレスの取締役として、ブシロードの木谷高明氏が就任することを明らかにした。その他の組織と体制については、従来のまま変更しないとのこと。 ブシロードでは、「新日本プロレスが、今まで通りファンの皆様に喜んでいただける確固たる存在であり続けること、団体と言う名の組織から脱皮した「世界一のプロレスリングカンパニー」になることを、弊社として全力でサポートして参りますことを、宣言いたします。」とコメントしている。