ミクシィ、「mixiアプリ」を大幅リニューアル…mixiゲームの新設や検索窓の設置など【追記】

ミクシィ<2121>は、この日(11月2日)に開示した決算説明会資料で、「mixiアプリ」の大幅なリニューアルを行うことを明らかにした。 同社では、「mixiアプリ」の開始以来、すべてのアプリを「mixiアプリ」として管理・表示していたが、今後は、ゲームなどのエンターテイメントジャンルの「mixiゲーム」を新設する、としている。占いや診断、学習などのアプリについては、従来どおり「mixiアプリ」として提供する予定。     同時にユーザービリティの改善も進める。以前は、カテゴリーが多く、様々なゲームが散在して見つけづらかったが、タイトルを集約するとともに検索窓も設置し、分かりやすさを向上させる。このほか、mixiのホーム画面から導線を設置し、mixiゲームへの誘導を図るという。 今回のリニューアルにともない、ウィルアークやカヤック、KLab、クルーズ、ドリコム、ジークレスト、スクウェア・エニックス、マーベラスAQL、ボルテージ、Rekooなどが参画し、タイトルラインナップを充実させていく方針。     スケジュールは、11月15日よりモバイル版「mixiアプリ」のリニューアルを行い、12月中にPCとスマートフォン版mixiをリニューアルする予定。 こうした問題は、以前から各所でさんざん指摘されてきたことだったのだが、ようやく改善されることになった。ドリコムがmixiアプリで高い収益を上げたように、「mixi」のプラットフォームの潜在力は決して低いではない。今回のリニューアルにより、プラットフォームとしての魅力向上が期待される。   【追記】 「mixiアプリ」が今後活発になるかどうかは、SNS内でのプロモーション活動の自由度をどれだけ高められるか、という点にもかかっているように思われる。「Moabge」や「GREE」などに比べて、SNS内でのプロモーション活動で取りうる手段が少なく、新作のリリースは、運任せに近い状況であった。このため、スタートダッシュに失敗すると、他のSNS以上に挽回が困難な状況になりがちであった。
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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