KLab、2011年8月期はソーシャルゲームが急成長し経常益624%増…「真・戦国バスター」や「キャプテン翼」が貢献

KLab<3656>は、主力となったソーシャルゲーム事業が急成長し、大幅な増収増益を達成した。凄まじいばかりの増収・増益である。本日(10月14日)、2011年8月期の業績を発表し、売上高56億6400万円(前期比91.8%増)、営業利益9億6100万円(同624.0%増)、経常利益9億5100万円(同624.0%増)、当期純利益5億4900万円(同162.4%増)だった。     同社の開示した決算短信によれば、主力のソーシャル事業の売上高が前期比4.4倍の35億6600万円、セグメント利益は同15.1倍の13億8000万だった。「Mobage」で7タイトル、「Yahoo!Mobage」と「ニコニコアプリ」に1タイトルずつ新規コンテンツを投入し、「真・戦国バスター」はモバイル版で、「キャプテン翼~つくろうドリームチーム~(PC)」はPC版で、ソーシャルゲームにおける過去最高の売上高を記録した、としている。既存タイトルの売上も引き続き好調だったとのこと。 SI事業は、売上高12億4900万円(同10.5%減)、セグメント利益5億1700万円(同30.5%減)だった。新規顧客の大型スマートフォン向けシステムの開発、スマートフォン版モバイルファンクラブ構築パッケージ「Artist-Box」の提供開始、芸能事務所所属メンバーのモバイルファンクラブサイト運営に関する協業を開始した。 クラウド&ライセンス事業は、売上高8億4400万円(同14.0%増)、セグメント利益3億8100万円(同12.7%増)だった。ライセンスサービスでは、東日本大震災発生直後に十分な営業活動ができなかったため、新規顧客の獲得ができなかったが、ホスティングサービスでは、SAP向けに独自の高負荷分散型サーバホスティングとインフラ構築・コンサルティングまでをパッケージにした「DSASHosting For Social」が業績に貢献した。   ■2012年8月期の見通し 2012年8月期の見通しについては、第1四半期の決算発表時に開示する予定。第1四半期の予測数字のみ開示しており、売上高29億1700万円、営業利益7億1000万円、経常利益7億1000万円、四半期純利益4億1900万円としている。第1四半期だけで、2011年8月通期で稼いだ経常利益の74.6%にあたる金額を出すという計画だ。通期予想はどういった計画になるのか注目される。    
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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