コーエーテクモHD、21年3月期の研究開発費は14.1%増の11億7100万円 ゲーム事業における基礎研究に活用 2期連続の大台超え

コーエーテクモホールディングス<3632>の2021年3月期の研究開発費は、前の期に比べて14.1%増の11億7100万円だった。前の期に続いて10億円の大台を超えた。同社では、製品開発そのものを研究開発とみているが、エンタテインメント事業(ゲーム事業)で基礎研究にかかった費用がこの金額になったそうだ。別途製品開発も行っており、同社の基礎研究を重視する姿勢が伺える。

同社では、技術革新著しい家庭用ビデオゲーム機や、高機能化するパソコン、スマートフォン等のモバイル機器向けに、VR(仮想現実)、AI(人工知能)等の先端技術を活用しながら、グローバル市場を見据えた独創的なエンタテインメント・コンテンツの研究開発を行っている。

エンタテインメント事業、アミューズメント事業、それぞれ独立した研究開発体制をとっており、事業毎に新製品研究開発を行っている。

また、エンタテインメント事業においては、製品開発以外の基礎研究を独立専門的に行うフューチャーテックベースをおき、新機種、新技術の研究を集中して行うことにより、高品質のソフトウェア・コンテンツを迅速に開発、供給する研究開発体制を構築しているという。

研究開発費の推移は以下の通り。
 
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
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