gumi、ToSTNeT-3による自社株買いを発表…会長を退任予定の國光氏の保有株売却の影響を緩和　取締役の川本氏と本吉氏も國光氏の保有株取得へ

gumi<3903>は、6月15日、自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）による自己株式の買付けを実施することを発表した。

これは、同社に主要株主であり、取締役会長である國光宏尚氏が所有する株式の一部を売却したい旨の打診があったため、様々な手法を検討した結果、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、自己株式の取得を行うことを決定したものとなる。

また、株式売却による株式需給への短期的な影響を緩和し既存の株主への影響を軽減する観点とともに、資本効率の向上を図る観点からも、自己株式の具体的な取得方法として、自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）による自己株式の取得を行うこととした。

具体的には本日（6月15日）の終値（最終特別気配を含む）892円で、6月16日8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）において、買付けの委託を行う。取得株式数は、発行済み株式総数（自己株式を除く）に対する3.7%に当たる112万1000株を上限とし、取得価格の総額は9億9993万2000円（上限）となる予定だ。

なお、國光氏は、7月28日開催予定の株主総会をもって退任する。これに伴い、同社の企業価値の向上に対し、より一層コミットをするという方針のもと、引き続き同社の取締役を務める川本寛之氏と本吉誠氏が國光氏の保有する普通株式の一部を本日の終値にて取得することが予定されている。これに伴い、國光氏は同社の主要株主ではなくなることが見込まれるという。異動後の株式数に関しては、確定次第速やかに発表するとしている。