インタースペース、3月中間決算は営業利益が57%減の1.3億円 ネット広告事業が不振

インタースペース<2122>は、2021年9月期の3月中間連結を発表し、売上高111億5500万円(前年同期比15.5%減)、営業利益1億3600万円(同57.0%減)、経常利益2億1100万円(同25.2%減)、最終利益1億3700万円(同13.7%減)と減収減益となった。


・売上高:111億5500万円(前年同期比15.5%減)
・営業利益:1億3600万円(同57.0%減)
・経常利益:2億1100万円(同25.2%減)
・最終利益:1億3700万円(同13.7%減)


<インターネット広告事業>
売上高は103億2600万円(前年同期比18.9%減)、セグメント利益は8000万円(前年同期比82.8%減)となった。

インターネットを活用した成果報酬型広告であるアフィリエイトサービスを主軸に事業を展開している。主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」においては、市場の活発化により、金融カテゴリの証券や暗号資産案件が大きく伸長したほか、サービスカテゴリでは資格取得講座などのオンライン教育や、ふるさと納税、ビデオオンデマンド案件などが好調に推移した。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、減少していた人材関連サービスは回復基調に向かっている。

しかしながら、一昨年度から発生していた大型案件の受注が停滞したことにより、前年度に比べ収益は伸び悩んだ。店舗向けアフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」においては、収益モデルを一時課金型から継続課金型へ移行が完了し、収益を順調に積み上げている。さらに、海外事業においては、現地メディアパートナーの新規開拓の結果、海外向け登録パートナー数は約81万サイトまで伸長し、日本国内のパートナー数を上回るまでに成長している。


<メディア運営事業>
売上高は11億6700万円(前年同期比92.4%増)、セグメント利益は5500万円(前年同期はセグメント損失1億5200万円)となった。

日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」を主軸に事業を展開し、消費者にとって有益かつ質の高いコンテンツやサービスの創出に注力している。主力の「ママスタ」においては、引き続き記事コンテンツの充実を図ったほか、大手ポータルサイトとの提携を強化したことにより、記事閲覧数は第1四半期からさらに伸長し、事業全体の収益に大きく貢献した。

また、女性向けメディア「4MEEE」においては、様々な特集記事やコラボ企画などのコンテンツの創出に注力し、閲覧数は好調に推移した、さらに、学習塾ポータルサイト「塾シル」においては、営業活動の効率化により掲載教室数の増加を図ったことや、入塾需要を取り込んだことで、3月度において単月黒字を達成した。
株式会社インタースペース
https://www.interspace.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社インタースペース
設立
1999年11月
代表者
代表取締役社長 河端 伸一郎
決算期
9月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2122
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