テンセントクラウド、ライブ配信および収益確保を支援するためのaPaaSソリューションを提供開始




テンセントのクラウド事業部門であるテンセントクラウドは、ライブ配信および収益確保を支援するためのaPaaS(application Platform as a Service)ソリューションを、3月30日に日本市場で先行リリースしたことを発表した。

本ソリューションは、高い信頼性と超低遅延を実現させる安定したネットワーク稼働を支えるテンセントクラウドの先進テクノロジーを活用し、ライブ配信に関わる各種サービスを包括的に提供するものだ。aPaaSソリューションを導入する企業は、低コストかつ迅速に充実した機能をもつライブ配信が可能となる。

日本のライブ・エンタテインメント市場における大規模オフラインイベントのチケット収入は6000億円以上を記録したが、2020年には昨対70%減まで急落する見込みとなった。

ライブイベントのオンライン配信需要が急拡大するエンターテインメント業界はIT人材不足という技術面の課題に加え、ITインフラ整備の初期投資に対するROIの不透明性、主要収入源であるチケット販売の不調による資金難といった多重課題に直面している。オフラインイベントにおいて、デジタル化に向けた検討は未だ滞っている。

このようなIT人材不足と費用対効果への不安に対し、テンセントクラウドが提供するaPaaSソリューションは、アプリケーション開発を始めサーバーやネットワークといったインフラ環境整備までを含めて、ライブ配信およびその運営管理に必要なリソースがワンストップで実装されている。

導入企業にとって新たなITシステムの開発を必要としないため、初期導入費用を大幅に抑えることが可能となるだけでなく、開発ツールであるSDK(Software Development Kit)を用いることで迅速にライブ配信プラットフォームの構築を実現することができる。

機能面では、標準的なライブルーム機能だけでなく、各種ミニゲームや投げ銭といった多様なユーザインタフェース(UI)を提供していることから、ライブ配信そのもののクオリティを高めつつ、収入源を多様化させることができる。これらの豊富な機能を有効に活用することで、導入企業は開発リソースを割くことなく、収益性が高いライブ配信コンテンツの企画立案といった、本来注力すべき業務に集中することが可能となるという。
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