NJHD、第2四半期(7~12月)は売上高59億2400万円、営業益7900万円 ゲーム事業は概ね堅調も原価率が増加 モバイル事業はコロナの影響も

エヌジェイホールディングス<9421>は、2月10日、2021年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表、前期は3月決算から6月決算への決算期を変更したことに伴う15ヶ月の変則決算であったため、前年同期比較はないものの、各利益項目とも黒字計上となっている。

売上高59億2400万円
営業利益7900万円
経常利益7100万円
最終利益1400万円
 

売上高は、ゲーム事業において、受注済み案件を中心に概ね堅調に推移した。モバイル事業においては、一昨年の分離プランおよび値引き規制などの法改正の施行以降、販売台数が低調に推移するなか、コロナの影響の長期化の影響もあって、来店数も前年を下回る状態が続いた。

ゲーム事業の営業利益及び経常利益は、受託開発において、要求仕様や開発スケジュールなどの影響から原価率が当初想定より増加したことと、ゲーム運営サポートにおいて、運営サポートタイトルのサービス終了に伴う派遣の終了により、人員の稼働率が低下したことから、想定を下回った。

モバイル事業の営業利益及び経常利益は、キャリアショップ部門においては、3G停波に伴う買い替えの促進を強化したが、コロナの長期化の影響もあって、来店数は前年を下回って推移した。販売店部門は、格安SIMの販売に取り組んできたが、通信事業者より割安の新料金プランが発表されるなど、訴求力が低下し、販売計画を大きく下回った。

なお、2021年6月期通期の予想については、2月1日に修正予想を発表しており、以下のとおり。

売上高122億円
営業利益2億1000万円
経常利益1億9000万円
最終利益1000万円
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
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