サイバーエージェント、「極予測LED」の提供を開始…リアルタイムに効果予測し撮影し続ける、AIで効果を出す革新的な撮影スタイル


サイバーエージェント<4751>は、AIを活用し広告クリエイティブを制作する「極予測AI」の効果予測技術を用いて、効果が出るまでAIでリアルタイムに効果予測しながら、動画や静止画など広告効果の高いクリエイティブ素材を撮影し続ける「極予測LED(キワミヨソクエルイーディー)」を、2021年1月に提供開始する。 

本サービスは高精細なCG背景空間で撮影が可能な「LED STUDIO」を背景に用いることで、バリエーション豊かなCGを自由自在に変更することが可能となり、「バーチャル背景」と「リアルの被写体」、そして「リアルタイムの効果予測AI」を組み合わせた、これまでにない革新的な動画の撮影スタイルとなっている。

■開発背景
近年、デジタル広告において活用が進む運用型広告で効果を維持するためには、配信先に合わせた多種多様かつ大量の広告クリエイティブを短期間で制作し、迅速なクリエイティブ運用を行うことが重要。そのため、これまではあらゆる場所・時間・人物モデルなどを手配の上、広告クリエイティブに使用する映像や写真素材の撮影が行われてきた。

しかし、撮影場所や人物モデルのポーズ、構図などの撮影アイデアは、属人的な能力に依存してしまうことに加え、撮影場所の移動や、拘束時間の関係で1度に撮影できる枚数には限界がある。さらに、ロケーションの多様さを出すためには費用と時間的コスト等がかかる上、屋外撮影の場合は天候や通行人などの影響で素材撮影の自由度が失われてしまう。

そして、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、撮影の時間や場所などへ多くの制約が続いている状況下では、広告効果を高める新しい素材を用意するために、何度も撮影を実施することは現実的ではない。

■サービス概要
このような背景のもと、当社ではAIを活用し広告クリエイティブを制作する「極予測AI」の効果予測技術と、高精細なCG背景空間で撮影が可能な「LED STUDIO」を用いて、効果が出るまでAIでリアルタイムに効果予測しながら、広告効果の高いクリエイティブ素材を撮影し続ける革新的な動画の撮影プロセス「極予測LED」を2021年1月より提供する。本技術は現在特許出願中。(2021年1月現在)


▲極予測LEDサービス概要図

撮影カメラは常に効果予測AIと連動し、撮影した動画や静止画素材のAIスコア(効果の予測結果)がリアルタイムに撮影カメラマンにフィードバックされる。撮影者はAIの予測結果を踏まえて構図や被写体に対する撮影ディレクションが可能となり、撮影とAIによる効果予測を何度も繰り返しながら、撮影することが出来る。

様々なロケーションの背景CGにすぐさま変更するなど、あらゆるアイデアを迅速に試しながら効果予測AIと共に撮影し続け、広告効果の高い素材撮影を実現する。

さらに「LED STUDIO」は、現実では表現不可能な空間もCGで自由に作りだすことができるため、広告クリエイティブ表現の幅を飛躍的に拡張することが可能。特に映像制作ではそのクリエイティブ機材の魅力を発揮する。被写体とカメラの動きにあわせてCG背景やLED照明をコントロールすることが出来るため、臨場感あふれる動画素材の撮影が可能。

このような、「極予測LED」のこれまでにない革新的な動画の撮影スタイルで制作した『効果の出せる動画・静止画素材』を用いて、『効果の出せる広告クリエイティブ』を「極予測AI」にて作成し続けることで、さらなる広告効果の向上を提供していく。

同社ではクリエイティブ専門子会社を多数保有しており、「LED STUDIO」やバーチャル撮影システム、3Dスキャン技術を保有するCyberHuman Productionsや、株式会社6秒企画等と連携することで、3DデータやCGも活用した高品質な画像および映像クリエイティブ制作に取組んでいる。

今後も「極予測AI」がもつ効果予測技術と、最先端のクリエイティブテクノロジーを組み合わせることで、高品質で多種多様な広告素材の新たな制作手法を確立。また、広告効果の高いクリエイティブを生み出し続け、高い技術力を活かした新しいクリエイティブの価値提供を目指すとともに、広告主企業の広告効果最大化に尽力していく。

極予測LED サービス紹介動画

https://www.youtube.com/watch?v=VBkyarEGmmA&feature=youtu.be

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株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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