「進撃の巨人」コラボの『荒野行動』を抜いて『原神』が首位に立つ 新作『イリュージョンコネクト』がトップ30入り…App Store売上ランキングの1週間を振り返る

11月30日~12月4日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみたい。この週は、月末月初の施策効果で週の前半に大きく順位が入れ変わる中で、miHoYoの『原神(げんしん)』が初めて終日にわたって首位を獲得した(前回は数時間のみ首位)。

「進撃の巨人」コラボで首位をキープしていた『荒野行動』を抜いて首位に立った『原神』は、新☆5キャラクター「浮世閑歩・鍾離(岩)」の登場などが今回の首位獲得の原動力となっており、今後も同様の形で首位を獲得するケースが出てくることが予想される。
 

一方、新作などの目立った動きは、11月25日にEfunがリリースしたばかりの新作RPG『イリュージョンコネクト』が29位とトップ30入りを果たしたことだろう。『イリュージョンコネクト』は、その後も30位前後での推移となっており、ゲーム内施策の展開などを契機にさらに上位をうかがうことも期待されるところだろう。


 
■11月30日

NetEase Gamesの『荒野行動』が首位をキープした。上位陣では、Happy Elementsの『あんさんぶるスターズ!!Music』が土曜日の34位から3位に急上昇してきた。『あんスタMusic』は、11月29日より、★5 遊木 真と★4 神崎 颯馬のカードが登場した新スカウトを開始していることが順位上昇につながったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、スクウェア・エニックスの『ロマンシング サガ リ・ユニバース』が土曜日の152位から6位に急浮上した。『ロマサガRS』は、11月28日より、「2周年記念聖なる世界塔へ︕第1弾」を開催しており、その中で「2周年記念︕Romancing祭 ジョー編」など複数のガチャが登場していることが売上に大きく貢献しているもよう。
 
出所:AppAnnie


そしてこの日は、Efunが11月25日にリリースした新作RPG『イリュージョンコネクト』が29位とトップ30入りを果たした。『イリュージョンコネクト』は、9vs9の盤上で繰り広げられるリアルタイムタクティカルカードバトルRPGで、事前登録者数が100万人を突破するなど、リリース前から期待を集めていた。なお、12月1日からは、SSR「アスタロス」とSR「マッドハッター」のほか、限定スキンが登場するイベント「異国の幻夢」の開催も予定しており、さらに上位をうかがうことになるのか注目されるところだ。
 
出所:AppAnnie



 
■12月1日

NetEase Gamesの『荒野行動』の首位が続いた。トップ10圏内では、セガとCraft Eggの『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が前日の65位から4位、バンダイナムコエンターテインメントとアカツキ<3932>の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が同じく59位から5位に急上昇してきた。

『プロジェクトセカイ』は、11月30日より、イベント「いつか、背中あわせのリリックを」と「レベル1の相棒ガチャ」を開始しており、★4「[相棒なのに] 白石杏」と★4「[もう一度ふたりで] 小豆沢こはね」、★4「[相棒だから] 東雲彰人」がガチャに新メンバーとして登場していることが売上につながっているようだ。
 
出所:AppAnnie


一方、『ドッカンバトル』は、11月30日より、「ドッカンフェス」を開始しており、新SSRとして「【銀河を揺るがす波動】ボージャック」が登場していることが順位を大きく押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、Cygamesの『グランブルーファンタジー』や、ブシロード<7803>とCraft Eggの『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』などがトップ30に復帰した。



 
■12月2日

miHoYoの『原神(げんしん)』が首位に立った。『原神』は、11月11日の深夜に一時的に首位に立ったことがあったが、この定点観測の記事においては初めて首位として取り上げることになる。

今回首位を獲得した要因は、12月1日19時より開始した期間限定イベント祈願「大隠朝市」だろう。このイベント祈願では、新☆5キャラクター「浮世閑歩・鍾離(岩)」(CV:前野智昭)と新☆4キャラクター「爆熱リズム・辛炎(炎)」(CV:たかはし智秋)が登場しており、売上に大きく寄与しているものと思われる。また、同時に期間限定武器ピックアップイベント祈願「神鋳賦形」を開催していることもプラスに働いているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、トップ10圏内では、LINE<3938>とNHN PlayArtの『LINE:ディズニー ツムツム』が前日の20位から7位に浮上してきた。『ツムツム』は、ディズニープラスで独占配信中の「マンダロリアン」から「マンダロリアン」と「ザ・チャイルド」が期間限定の新ツムとして12月1日より登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、PUBGの『PUBG MOBILE』や、6wavesの『獅子の如く~戦国覇王戦記~』などがトップ30に復帰した。



 
■12月3日

上位3タイトルの順位に変化はなく、miHoYoの『原神(げんしん)』が首位をキープした。

続く4位には前日の8位からNianticとポケモンの『ポケモンGO』が上昇してきた。『ポケモンGO』は、12月2日より、カロス地方で発見されたポケモンが新たに登場しており、その新ポケモンを捕まえるためにゲームが活性化していることが売上にもつながっているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、サムザップの『戦国炎舞 -KIZNA-』が前日の55位から13位まで急浮上した。『戦国炎舞』は、12月2日15時より、クリスマスを記念した「クリスマス特別福袋ガチャ」や「クリスマスガチャ」などを開催していることなどが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、Playrix Gamesの『ホームスケイプ』と、Efunの『イリュージョンコネクト』がトップ30に復帰した。



 
■12月4日

コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位に立った。

『プロスピA』は、12月3日より、小久保裕紀選手や村田兆治選手など幅広い層の名選手を含む「2020 OB第2弾」が登場しており、その「2020 OB第2弾」が期間限定で配出される特別なスカウト「OBセレクション」と「10連OBセレクション」を開催していることが首位獲得の原動力となったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、NetEase Gamesの『ライフアフター』が前日の59位から13位に急上昇し、トップ10に迫った。『ライフアフター』は、12月3日より、「バイオハザード」との第2弾コラボイベント「ラストファイト」を開催しており、ジル・バレンタインとアルバート・ウェスカーのキャラクター衣装や、コラボ限定リュックなどが新たに登場していることなどが売上に大きく寄与しているもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、NHN PlayArtとドワンゴの『#コンパス 戦闘摂理解析システム』や、バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE バウンティラッシュ』などがトップ30に復帰した。
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