デジタルハーツHD、2Q(4~9月)は売上高3%増、営業益11%増に エンターテインメント事業がコロナの影響受けるもエンタープライズ事業がカバー

デジタルハーツホールディングス<3676>は、11月10日、2021年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高105億3100万円(前年同期比3.0%増)、営業利益5億2700万円(同1.8%増)、営業利益5億7000万円(同11.1%増)、最終利益3億5500万円(同28.1%増)となった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、エンターテインメント事業の業績が一時的に縮小したものの、エンタープライズ事業で需要が拡大しているシステムテストやセキュ リティサービスの案件を確実に獲得することで増収と収益性の改善を実現した。
 

エンターテインメント事業のデバッグサービスは、テスターが在宅でデバッグの一部を行うことができる「リモートデバッグ」を新たに開始するなど、新型コロナウイルスの感染防止を徹底しながらも安定的にサービスを提供できる体制を構築するとともに、顧客企業との強固な関係を活かした提案型の営業活動を展開することで、下期以降に発売される新規タイトル案件の獲得に注力した。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、顧客企業におけるタイトル開発に一部遅延や延期が発生したことで減収となった。

クリエイティブサービスでは、モバイルゲームの市場環境の変化により、引き続き厳しい受注環境が継続するなか、営業力や提案力の向上に努め新規案件を獲得するとともに、各プロジェクトの採算管理を徹底することで、利益体質の維持に努めた。

また、メディアおよびその他のサービスでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、国内イベント関連の案件受注 や「4Gamer.net」への新規広告掲載が減少した。その一方、カスタマーサポートサービスでは、安定的に案件を獲得した。

なお、2021年3月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高230億8000万円(前期比9.2%増)、営業利益16億円(同14.8%増)、経常利益16億円(同16.6%増)、最終利益11億円(同38.9%増)の見込み。
 
株式会社デジタルハーツホールディングス
https://www.digitalhearts-hd.com/

会社情報

会社名
株式会社デジタルハーツホールディングス
設立
2013年10月
代表者
代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
決算期
3月
直近業績
売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3676
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