セガ、アーケードゲームの開発リソースをコンシューマ分野にシフト 開発力増強で成長領域のさらなる強化を図る

セガサミーホールディングス<6460>は、新型コロナの感染拡大を背景にしたアミューズメント関連事業の不振を受けて、セガの展開しているアミューズメント機器の開発リソースをコンシューマ分野にシフトする方針であることを明らかにした。先にグループ会社のセガエンタテインメントの株式の大半を売却することを発表したが、アミューズメント機器の効率性を高める一方、好調を維持するコンシューマ分野の開発を強化することで、グループ全体の収益の回復を図る。

アミューズメント機器は、ゲームセンターなどアミューズメント施設にアーケードゲームなどを販売しているが、新型コロナによる集客数の減少を背景にUFOキャッチャーやプライズなどを中心に販売を行っていたとのこと。





なお、アミューズメント機器の第2四半期(7~9月)の業績は、売上高が前年同期比43.8%減の82億円、営業損失3億円(前年同期は9億円の利益計上)と大幅な減収・赤字となった。ただ、四半期ベースで見ると回復傾向にあることはみてとれる。
 


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株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長COO 杉野 行雄/代表取締役副社長 内海 州史
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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