カクテルメイク、動画生成スマートエンジン「RICHKA」にAIが動画に自動でナレーションを付けてくれる新機能「AIナレーション」を追加


カクテルメイクは、動画生成スマートエンジン「RICHKA(リチカ)」において、AIが動画に自動でナレーションを付けてくれる新機能「AIナレーション」を追加したことを発表した。

■AIが自動でナレーションをつける新機能
AIナレーションは、AIが動画に自動でナレーションを付けてくれる機能。音声は男性バージョンと女性バージョンの2種類。テキストを入力するだけで、まるで生身の人間が話しているような自然でスムーズな音声をつけられる。特定のファイル形式で原稿をアップロードすれば、テキストの打ち込みさえも不要だ。また、人が喋った声をその場で録音できる「クラウドナレーション機能」も搭載している。

■背景には「音ありメディア」の拡大
本機能開発の背景にあるのは、 YouTubeやTikTokなど「音ありメディア」の拡大だ。YouTubeは広告市場も拡大している。 サイバーエージェントによる調査にもあるとおり、 YouTubeなどの動画サイトなどにある動画再生画面に流れる「インストリーム広告」は2023年には2,213億ほどに成長するとされている。

また、 TikTokもユーザーが急増している。 ICT総研の「2020年度 SNS利用動向に関する調査」によると、 TikTokの視聴が前年から増えた人は50%となり、その他のインターネットサービスと比較しても特に多くなった。また同データでは、TikTokの利用率は昨年から1.0%増加し、Skypeの利用率を上回った。



■ナレーション動画が抱えるコストの壁を解消
YouTubeやTikTokは基本的に音ありで視聴されるメディア。そのため両プラットフォームにおける広告やコンテンツも、ナレーションが入った動画の方が高い効果が見込める。

ただし、このような音付きの動画を制作するには、都度ナレーターを手配して録音をするという手間がかかってしまう。より効果の出る広告を目指すためには、数多くのクリエイティブを制作してPDCAを回すべきとされているネット広告のセオリーにおいて、このようなコストは大きな負担となっていた。

しかし、今回の新機能新機能「AIナレーション」であれば動画制作経験がゼロの場合でも、 PC一台あればナレーション動画を自動で制作できる。



カクテルメイクは、今後もリッチコンテンツカンパニーとして、動画を軸とした「情報のDX」を支援していくとしている。