ケイブ、10四半期ぶりの営業黒字転換 『ゴ魔乙』けん引、受託開発も貢献 コスト抑制しつつ売上伸長を実現

ケイブ<3760>の第1四半期(20年6~8月)の連結業績は、売上高が前年同期比23.4%増の4億3700万円、営業利益が1600万円と前年同期の7300万円の赤字から増収・黒字転換に成功した(前年同期は単体のため参考となる)。営業利益で黒字を計上するのは、2017年12月~2018年2月以来となる。ここ最近、受託開発など新しい収益源を育成するとともに、コスト抑制などに取り組んでおり、赤字幅が縮小傾向に入っていたが、コストを抑えつつ売上も伸ばすことで黒字転換を達成した。

同社では、主力タイトル『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい』がグループ業績をけん引した、としている。固定ファンを飽きさせないイベント運営を継続することでユーザー数全体を維持しており、安定的に売上を計上し、広告宣伝費をはじめとしたコストを抑えた運営を行った。さらにスマートフォンゲームの受託開発についても、開発が進捗することで受託金額の規模が拡大しており、グループの売上拡大に貢献したという。

 
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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