HEROZ、第1四半期の最終利益は38%減の4600万円 機械学習の技術研究や税負担の増加、オフィス増床など先行投資が圧迫

HEROZ<4382>は、この日(9月11日)、第1四半期(5~7月)の決算を発表し、売上高3億6700万円(前年同期比2.5%減)となり、E営業利益6900万円(前年同期比37.3%減)、経常利益6700万円(前年同期比37.9%減)、最終利益4600万円(前年同期比38.5%減)と減収・大幅減益となった。

 


AI(BtoC)サービスにおいては、全国的な外出自粛影響による巣ごもり需要の活性化やメディア露出等の影響もあり、AIによるサポート機能等を搭載したスマートフォンアプリ「将棋ウォーズ」が引き続き安定した収益を上げた。

AI(BtoB)サービスにおいては、ディープラーニング等の機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」に関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に「HEROZ Kishin」を拡販しているが、政府や東京都から発出した緊急事態宣言中の商談機会減少等の影響を受け、初期設定フィーの獲得に遅延が生じている。

また、高度な機械学習アルゴリズム開発のための技術研究に加えて、2019年12月の公募増資に伴う外形標準課税の増加、2020年2月のオフィス増床に伴う地代家賃等の増加、中長期的な成長戦略を実現するための先行投資で販売費及び一般管理費が増加した。


 
2021年4月通期の見通し

2021年4月期は、売上高17億円(前期比10.1%増)、営業利益2億3000万円(同49.9%減)、経常利益2億2000万円(同45.6%減)、最終利益1億5000万円(同41.3%減)と増収・大幅減益を見込む。

 
HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高29億8000万円、営業利益2億5700万円、経常利益2億1600万円、最終損益5億7400万円の赤字(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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