『FGO』が4日連続の首位、『荒野行動』『プロスピA』が続く展開に 『Age of Z Origins』がついにTOP30入り…App Store売上ランキング1週間を振り返る


8月24~28日のApp Store売上ランキングの動きを振り返っていこう。

今週首位に立ったのは、NetEase Gamesの『荒野行動』、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』の2タイトルだ。

『荒野行動』は、8月20日10時より「エヴァンゲリオン」とのコラボイベント第3弾を開始以降、首位を独走していた。しかしそこに待ったをかけたのは、『Fate/Grand Order』となる。

『Fate/Grand Order』は、8月24日より、3騎の新水着サーヴァント「★5(SSR)アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕」「★4(SR)巴御前(セイバー)」「★4(SR)紫式部(ライダー)」が登場した「サーヴァント・サマーキャンプ!ピックアップ2召喚(日替り)」を開催すると首位に立った。コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』やアニプレックスの『ディズニー ツイステッドワンダーランド』といったタイトルが首位に迫るも、『FGO』は、他のアプリを寄せ付けず週末を迎えた。

また今週の注目タイトルとして、中国のCamel GamesのゾンビストラテジーMMO『Age of Z Origins』を挙げたい。同タイトルは、22日土曜日の43位から24日月曜日25位に上昇した。

弊メディアの定点観測のランキング記事においては、初のトップ30入りを果たした。本作は、滅亡の日が迫る世界で、ゾンビを殺し、同盟を結成、軍隊を支配し、都市を繁栄させ人類文明の再建を目指すゾンビストラテジーMMOで、2018年10月よりサービスを開始している。8月通してみると、30位前後で推移しており、今後更にそのレンジを上げていくのか注目したい。

なお今週は、Netease Gamesが『マーベル スーパーウォー』をリリースしている。マーベルのモバイルゲームタイトル全般として、日本国内で苦戦している状況にある。ヒットタイトルを開発するNeteaseと組むことで、この状況に風穴をあけることができるかどうか。

『マーベル スーパーウォー』は、同IPのゲームタイトルが日本国内で普及するかを占う大きな試金石となりそうだ。

 
■8月24日


8月24日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、上位2タイトルの順位は変わらず、NetEase Gamesの『荒野行動』が首位をキープした。

続く3位には、ミクシィの『モンスターストライク』が土曜日の8位から上昇してきた。『モンスト』は、新限定キャラクター「大典太光世(おおでんたみつよ)」が登場したガチャ「STARLIGHT MIRAGE」を8月22日12時より開始したことが売上に寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、中国のCamel GamesのゾンビストラテジーMMO『Age of Z Origins』が土曜日の43位から25位に上昇し、この定点観測のランキング記事においては、初のトップ30入りを果たした。本作は、滅亡の日が迫る世界で、ゾンビを殺し、同盟を結成、軍隊を支配し、都市を繁栄させ人類文明の再建を目指すゾンビストラテジーMMOで、2018年10月よりサービスを開始している。これまでも瞬間的にはトップ30圏内に入ったことはあるが、安定的に上位に定着してくるのか、その動向が注目される。
 
出所:AppAnnie


ほか、Happy Elementsの『あんさんぶるスターズ!!Music』や、DeNA<2432>の『逆転オセロニア』などがトップ30に復帰した。


 
■8月25日


8月25日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位に立った。

『FGO』は、8月24日18時より、3騎の新水着サーヴァント「★5(SSR)アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕」「★4(SR)巴御前(セイバー)」「★4(SR)紫式部(ライダー)」が登場した「サーヴァント・サマーキャンプ!ピックアップ2召喚(日替り)」を開催していることが首位回復の原動力となったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、コナミデジタルエンタテインメントの『eFootball ウイニングイレブン 2020』が前日の67位から一気に9位に飛び込んできた。『ウイイレ2020』は、過去の印象に残る試合を選定し、当時の試合写真をモチーフとした特別なデザインで登場するアイコニックモーメントシリーズのアレッサンドロ デル ピエーロ、パヴェル ネドヴェド、アンドレア ピルロの3人をピックアップしたエージェントが8月24日より登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、YOOZOO GAMESの『レッド:プライドオブエデン』が11位に上昇して最高順位を更新したほか、バンダイナムコエンターテインメントとKLab<3656>の『テイルズ オブ クレストリア』などがトップ30に復帰した。


 
■8月26日


8月26日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位をキープした。

トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメント『ONE PIECE バウンティラッシュ』が前日の37位から過去最高順位と並ぶ5位に急上昇してきた。『ONE PIECE バウンティラッシュ』は、8月25日より、新キャラクターの「食いわずらい シャーロット・リンリン」と「超人 シャーロット・カタクリ」が登場する「【1.5アニバーサリー】超バウンティフェス第2弾」を開催(関連記事)していることが売上に大きく寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、スクウェア・エニックスとポケラボの『SINoALICE(シノアリス)』が前日の249位から一気に6位に飛び込んできた。『シノアリス』は、8月25日17時より、TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」とのコラボイベントを開始(関連記事)しており、竜宮レナ(CV:中原麻衣)と北条沙都子(CV:かないみか)、古手梨花(CV:田村ゆかり)、羽入(CV:堀江由衣)の新ジョブが登場した「ステップアップガチャ~惨劇の舞台~」を開催しているほか、園崎魅音(CV:ゆきのさつき)の新ジョブが付いたコラボ限定「ジョブ解放+SS武器付き魔晶石セット」を販売していることなどが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』や、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルサッカー』などがトップ30に復帰した。


 
■8月27日


8月27日8時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位、2位にNetEase Gamesの『荒野行動』が続き、昨日の順位をそれぞれがキープした。

そんな中、スクウェア・エニックス<9684>とコロプラ<3668>の『ドラゴンクエストウォーク』が前日から11ランクアップし、3位まで浮上した。同タイトルでは8月27日より、魔狼装備ふくびきを開始し、売上を大きく上げたようだ。

同ふくびきでは、新スキル「ダークライ」を習得する★5ぶき「魔狼牙」を始めとする魔狼装備がピックアップで登場している。



出所:AppAnnie



またYostarの『アークナイツ』が前日の65ランクアップの9位にランクインした。同タイトルでは、8月26日よりイベントスカウト「千刃万器」にて新オペレーターである「★6 ケオベ」、「★5 レイズ」が登場し、TOP10復帰に貢献しているようだ。またコーデシリーズ「カンブリアン 1096」も復刻入荷している。



出所:AppAnnie


 
■8月28日


8月28日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が4日連続の首位をキープした。

上位陣では、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』が前日の80位から3位に飛び込んできた。『ロマサガRS』は、8月27日より、「サガ30周年記念Sa・Ga祭」第1弾を開催しており、3つの「サガ30周年記念Sa・Ga祭Romancing祭」などを同日のメンテナンス終了後より開始していることが売上に大きく寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、Netmarbleの『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』が前日の77位から7位に急上昇してきた。『グラクロ』は、8月27日より、「全世界2,000万DL大感謝祭」を開始しており、SSR「【成長の証】小さな羽 キング」がフェス限定キャラとして新登場し、新SSRキャラの「【灰色の欲望】魔神 ヘンドリクセン」も登場した「グラクロフェス」を開催していることなどが大きく順位を押し上げたもよう。
 

ほか、Smilegateの『Epic Seven(エピックセブン)』や、サムザップの『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』などがトップ30に復帰した。
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
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株式会社アニプレックス
https://www.aniplex.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アニプレックス
設立
1995年9月
代表者
岩上敦宏
決算期
3月
直近業績
・売上高:2062億2200万円(前の期比36.6%増)
・営業利益:534億5300万円(同81.9%増)
・経常利益:537億5100万円(同84.2%増)
・最終利益:369億3600万円(同100.5%増)
上場区分
未上場
企業データを見る
FGO PROJECT

会社情報

会社名
FGO PROJECT
企業データを見る
NetEase Games

会社情報

会社名
NetEase Games
企業データを見る
Camel Games

会社情報

会社名
Camel Games
上場区分
shibata
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