グリー、4Q(4~6月)は7000万円の営業赤字を計上…構造改革の実施による一過性の費用計上で 特損計上などで最終赤字は20億円に

グリー<3632>は、8月20日、2020年6月期の連結決算を発表した。その数字を基に第4四半期期間(4~6月)の業績を見てみると、売上高149億9000万円、営業損益7000万円の赤字、経常損益1億4000万円の赤字、最終損益20億1000万円の赤字となった。

赤字計上の要因は、構造改革を実施したことなどによる一過性の費用8億3000万円を計上していること。さらに投資有価証券評価損などによる特別損失7億6000万円と、繰延税金資産の一部取崩等により法人税等として11億3000万円を計上したことで最終赤字が膨らんだ。

なお、第4四半期が赤字となる可能性は、第3四半期の決算発表時にも示唆されていた。
 

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グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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