ぐるなび、第1四半期は売上高76%減、営業損失38億円と大幅減収・赤字転落

ぐるなび<2440>の2021年3月期の第1四半期(20年4~6月)の連結決算は、売上高17億8300万円(前年同期比76.4%減)、営業損失は38億2400万円(前年同期は8000万円の利益計上)、経常損失38億1500万円(同9000万円の利益計上)、最終損失37億7700万円(同6100万円の利益計上)と大幅減収・赤字転落となった。

飲食店販促サービスの売上高は、減免・休会措置によるストック型売上の減少及び外食需要低下に伴うネット予約手数料売上の減少により、同78.9%減の14億7500万円となった。6月に入り加盟飲食店が休会から復帰し始めていること、楽天ID連携会員数の拡大再開及びサイト改善によるコンバージョンレートの向上等からネット予約件数が増加したことなど、売上には持ち直しの兆しがみられるという。

費用面については、売上減少に伴う変動費低下、一部事業の会社分割、全社的な業務効率化による経費削減等収益体質の強化に向けて前期より取り組んでいる施策の効果に加え、ネット予約利用促進のための広告費の投下抑制等により減少した。