ベクター、第1四半期は減収・赤字転落も計画上回る 在宅勤務用PCで使用するソフトの需要が増加

ベクター<2656>の2021年3月期の第1四半期(4~6月)決算は、営業収益2億0700万円(前年同期比26.9%減)、営業損失1500万円(前年同期は2500万円の営業利益)、経常損失1100万円(2500万円の経常利益)、最終損失1200万円(同2700万円の最終利益)と減収・赤字転落となった。

 


ソフトウェア販売事業がコロナウィルスの影響により在宅勤務者が増加し、在宅勤務用のパソコンで使用するソフトの需要が一時的に高まったことで、期初に計画した業績を上回る結果となった。

同社によると、売上高1億8500万円、営業損失2000万円、経常損失2000万円、最終損失2000万円を見込んでおり、それぞれ計画を上回って着地したことが確認できるだろう。

 


また、ソフトウェア販売事業以外の事業については、コロナウィルスによる影響を受けず、計画通りの進捗だったとのこと。


 
■9月中間期は4500万円の営業損失となる見通し

2021年3月通期の業績予想は非開示。9月中間期の見通しのみ開示しており、営業収益3億7500万円(前年同期比25.9%減)、営業損失4500万円、経常損失4200万円、最終損失4200万円を見込む。

 
株式会社べクターホールディングス
https://corp.vector.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社べクターホールディングス
設立
1989年2月
代表者
代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2656
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