adjustとUnity、共同調査レポート「2020年ハイパーカジュアルゲーム:大ヒットジャンルの台頭」を発表

adjustとUnity Technologiesは、共同調査レポート「2020年ハイパーカジュアルゲーム:大ヒットジャンルの台頭」を発表した。

新型コロナウイルスの影響で、ゲームのプレイ時間が世界中で増加しており、2020年には27億人のユーザーが772億ドルをモバイルゲームに費やすと予測されている。

このレポートでは、独特なビジネスモデルで成長しているハイパーカジュアルゲームアプリの台頭をグラフと共に解説している。ハイパーカジュアルゲームとは、短い隙間時間でも気軽にプレイでき、シンプルで直感的に楽しめるゲームのことを指す。

本レポートの調査結果は、ハイパーカジュアルゲームが2020年第1四半期に大幅に成長したことを示している。アプリエンゲージメント率およびダウンロード数は、全て過去最高の数値だった。

本レポートは、Adjust プラットフォームで計測している上位1,000のアプリと全アプリのデータ、および2019年第4四半期と2020年第1四半期の間にUnity のハイパーカジュアル広告キャンペーンから収集したデータに基づいている。


主な調査結果 :
●2019年12月から2020年3月の間に、世界のインストール数は2倍以上(103%増)に増加
○増加率が最も高かったのは中国で、4ヶ月間で3.5倍成長

●2019年12月から2020年3月の間に、世界のセッション数は72%増に、アジア圏での増加著しく
○日本のセッション数は137%増
○中国のセッション数は300%増、韓国は152%増
○対照的に米国のセッション数は35%増、英国は34%増、欧米では検討を見せたドイツにおいても69%増にとどまった。米国のハイパーカジュアルゲームユーザーにはもともと熱心なゲーマーが多く、2019年12月から2020年3月までの期間、平均で世界のセッション数の15%増に貢献したが、増加の幅はそれほど大きくなかった。

●インストール単価 (CPI)は、2020年3月末までに全体的に35%減少
○APAC のハイパーカジュアルゲームユーザーの獲得費用は急激に減少し、0.31ドル(2019年第4四半期初頭)から0.20ドル(2020年第1四半期末期)に急落。
○米国の CPI は0.42ドルと、依然として EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)の2倍超(0.19ドル)にも関わらず、ハイパーカジュアルゲームが定着している米国では最も高いコンバージョン率(17%) が見込まれる。
○その一方、全世界の CPI ははるかに低く、2020年第1四半期の平均は0.17ドルにとどまった。これは、著しく低い CPI を示したラテンアメリカの影響を受けている可能性があり、特にハイパーカジュアルゲームが大人気のブラジルやメキシコでは、この傾向が顕著に見られる。

ハイパーカジュアルゲームは、シンプルなメカニズムとミニマルなデザインを組み合わせることで、広告を許容しエンゲージする可能性の高いユーザーを取り込んだ。ハイパーカジュアルゲームのユーザーは広告に対してオープンなため、収益の95%を広告に頼るという、モバイルゲームとしてはユニークなビジネスモデルを構築することができた。
adjust株式会社
https://www.adjust.com/ja/

会社情報

会社名
adjust株式会社
設立
2012年4月
代表者
ポール H. ミュラー( 共同創業者兼CEO)、佐々 直紀(日本カントリーマネージャー)
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Unity(ユニティ)

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