マクロミル、20年6月通期の営業益を76億円→46億円に大幅下方修正 新型コロナで案件の中止・延期が発生

マクロミル<3976>は、2020年6月通期の連結業績予想を下方修正し、売上収益400億円(前回予想460億円)、営業利益46億円(同76億円)、税引前利益43億円(同71億円)、最終利益29億円(同49億円)とした。従来予想からの修正率は、売上収益13.0%減、営業利益39.5%減、税引前利益39.4%減、最終利益45.5%となる。

新型コロナウィルス感染症の影響により、顧客においてリサーチ案件の中止や延期が発生していることに加え、同社グループでも定性調査の一部サービス(主に対面で実施されるもの)を休止しており、第4四半期はさらにその影響が拡大すると見込まれる。

また、それらの新型コロナウィルス感染症の影響に加えて、日本のオンライン・リサーチサービスが本格的な回復に至っていないことから、期初に公表した売上収益予想を下回る見込みとなった。

利益については、期初より人件費の抑制に努め、第2四半期まで概ね計画通りに進捗したが、第3四半期以降の売上収益低下の影響が大きく、営業利益、税引前利益、最終利益も下方修正した。