リクルートHD、20年3月期決算は5月27日に発表 コロナウイルスの影響も開示 東証は「45日以内で困難な場合は確定次第の開示で差し支えない」

リクルートホールディングス<6098>は、2020年3月期の決算について、5月27日に発表することを明らかにした。同社では現在、リモートワークと通常とは異なる連結決算プロセスで進めており、可能な限り効率的に業務推進を図っているものの、「決算期末後45日以内」には発表できないとした。2020年3月期の連結業績予想については、2月14日に公表した内容から変更はないとのこと。

東京証券取引所では、通常は決算期末期から45日以内に決算発表を行うよう求めているものの、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、2月10日、速やかに決算内容を確定することが困難になった場合は45日にとらわれずに確定次第、開示することで差し支えないとの通知を上場企業宛に送付している。ただし、その場合は決算発表が遅れる旨の開示を行うよう求めている。

なお、新型コロナウイルス感染症が事業に与える影響については、人材マッチング事業で人材採用活動の鈍化の影響を受けているほか、販促領域で国内旅行者数の減少や外食機会の減少などの影響による企業クライアントの広告出稿数の減少などが発生しているという。