【決算カレンダー】ゲーム関連企業の12~2月決算発表が本格化 ケイブは新作関連の動きに関心 ブロッコリーの今期展望に注目

新型コロナウイルスの流行、そして政府の緊急事態宣言という激動の状況下ではあるが、ゲーム・ネット関連企業の12~2月決算発表が今週末から来週にかけて本格化する。

2月までの決算期ということで、冒頭の新型コロナウイルスの流行についてはその影響が少し出始めた時期となっている。そのため、実績値に多少影響を受ける企業が出始めていることが予想されるほか、今後の業績予想を大きく見直してくる企業もあるのではないだろうか。

ちなみに主なゲーム関連銘柄では、トーセ<4728>が本日(4月9日)、ブロッコリー<2706>が4月10日、ケイブ<3760>とサイバーステップ<3810>が4月14日に発表を予定している。

ケイブは、開発中の岡本吉起氏プロデュースのスマホゲームをテレビ朝日とでらゲーとの協業タイトルとし、製作委員会での開発に移行することを発表した。また、フォワードワークスとKADOKAWA<9468>が協業で進めるスマホゲームアプリプロジェクトにおいて、その開発を担当することも明らかになっており、これらの次を見据えた動きがどう進んでいるのかをまずはじっくりと確認したい。

また、ブロッコリーは、2月イベントと劇場版「うたプリ」の貢献で2020年2月期の業績予想を再修正し、利益が大幅に上ブレしているが、その劇場版「うたプリ」の興業収入とパッケージ商品の収入配分が計上される今期(2021年2月期)について、どのような見通しを打ち出してくるのか、その内容が注目されるところだ。

 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
4月9日 3697 SHIFT 8月 2Q
4月9日 4728 トーセ 8月 2Q
4月9日 4763 C&R社 2月 本決算
4月10日 2706 ブロッコリー 2月 本決算
4月10日 3627 ネオス 2月 本決算
4月10日 3791 IGポート 5月 3Q
4月10日 3815 メディア工房 8月 2Q
4月14日 3678 メディアドゥHD 2月 本決算
4月14日 3760 ケイブ 5月 3Q
4月14日 3810 サイバーステップ 5月 3Q
4月14日 3823 アクロディア 8月 2Q
4月14日 3935 エディア 2月 本決算
4月14日 3990 UUUM 5月 3Q
4月14日 6047 Gunosy 5月 3Q
4月14日 7035 and factory 8月 2Q
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
企業データを見る