フラー、アプリ分析ツール「App Ape」で新たにモバイルウェブ分析を開発 モバイル全てのユーザー行動が把握可能に


フラーは、アプリ分析ツール「App Ape(アップ・エイプ)」において、新たにモバイルウェブ分析を開発し、無償で閲覧可能なプラットフォーム「App Ape Alpha(アップ・エイプ・アルファ)」上で公開した。
※今回は、モバイルブラウザのみのデータとなる。PCは含まれない。

■モバイル全てのユーザー行動が把握可能に
アプリだけでなく、ウェブの特性を生かしたサービス設計を行うことは、そのサービスにとって適切な成長戦略を取るための重要な要素となる。ユーザーがモバイル上でウェブサイト閲覧のためにブラウザーに使う時間は、平均19.88分/日、平均起動回数は1.68回に達し、ユーザーは毎日1回以上何かしらのウェブページを参照していることになる (App Ape調べ)。今までブラックボックスになっていたこの領域を分析し、モバイルウェブにおける適切な戦略と施策を決めることは、他社との大きな差別化に繋がる。

アプリのユーザー情報に加え、モバイルウェブ分析を開発したことで、ユーザーのモバイル上の行動すべてを分析対象とすることができる。今回公開したデータはユーザー数のランキングのみだが、要望に応じて遷移検索キーワードや、ページ毎のコンバージョン率などを分析することも可能だ。

今後も新たな切り口でアプリのデータを提示することで、フラーは多角化するビジネス戦略の意思決定や戦略策定を支援していく。

■モバイルウェブ分析の詳細
モバイルウェブ分析では、データパートナーが保有しているブラウザの匿名履歴データを基に、各ウェブサイトのドメイン別の月間アクティブユーザー数を推計している。独自調査の上、アプリとウェブサイトのドメインでの紐付けを行っており、紐付けられたウェブサイトのみ、モバイルウェブ分析ページで表示している。閲覧できる指標は下記の通り。

①アプリの月間アクティブユーザー数
アプリの利用データから推定した、月間のアクティブユーザー数

②ウェブサイトの月間アクティブユーザー数
ブラウザの匿名履歴データから推定した、月間のアクティブユーザー数 (ドメイン毎に集計。URL別には集計しておりません。)

③アプリ化率
アプリの月間アクティブユーザー数 /(アプリの月間アクティブユーザー数 + ウェブサイトの月間アクティブユーザー数)

ドメイン別でなく、URL別にサービスが提供されているウェブサイトは、ウェブサイトが複数のアプリに紐付いております。例)“Amazon Prime”アプリと“Amazonショッピング”アプリは、両アプリとも“amazon.co.jp”ドメインに紐付いている。

<データの算出方法について>
App Apeでは、数十万単位のパネルユーザーから許諾を得た上で、スマホアプリの利用データを収集し、インストール数やアクティブユーザー数の推計などに役立てている。その他にも他社とデータパートナーシップを結ぶことで、より幅広いデータを蓄積している。今回のモバイルウェブ分析は、データパートナーシップを結んだ企業の保有するデータを基に推計を行った。