エイチーム、11-1月営業益はYonY72%減の1.93億円 ゲーム売上半減、新作開発費響く 前年『スタリラ』垂直立ち上がり ライフサポートで先行投資



エイチーム<3662>が3月13日に発表した第2四半期(2019年11月~2020年1月)の連結業績は、売上高が前年同期比18.0%減の78億6600万円、営業利益が同72.1%減の1億9300万円と大幅な減益となった。2四半期連続で営業利益が2億円を下回るのは2011年以来となる。エンターテインメントが大きく売上・利益ともに落としただけでなく、ライフスタイルサポートへの先行投資が響いた、としている。
 


減収減益の大きな要因となったエンターテイメント事業は、売上高が前年同期比で半減となる48.3%減の21億1200万円、営業利益は同67.7%減の1億9600万円となった。前年同期は『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』が好調に立ち上がり、売上を大きく伸ばした時期だったことも考慮すべきだが、既存ゲームの売上が低下したことに加えて、新作開発コストを資産ではなく、費用計上したとのことだった。
 


また、ライフスタイルサポート事業では、売上は横ばいの51億4800万円、営業利益が同25.2%減の1億9600万円となった。引っ越し周辺のエアコン販売サービスから撤退したことで売上が伸び悩んだという。また「Qiita Jobs」や「ナビナビ保険」など新規サービスへの先行投資を行ったことで利益は減ったとのことだった。

 


このほか、EC事業は、売上高が同51.4%増の6億0600万円と伸び、営業赤字については前年同期の6700万円から5300万円に縮小した。在庫適正化に寄るオペレーション効率の向上に加えて、配送費の見直し、祝日前の年内配送対応などを行ったことが奏功したという。

 


 
(編集部 木村英彦)
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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