Google、新型コロナウイルスへの対応と支援 信頼性の高い情報の表示や有害広告のブロックも


Googleは、3月9日、新型コロナウイルス感染症に関する対応と支援について発表した。

有用な情報を見つけられるよう支援する
日本で利用するユーザー向けに、Google 検索の SOS アラートで最新のニュースに加えて内閣官房新型インフルエンザ等対策室や厚生労働省、世界保健機関( WHO )が提供する信頼性の高い情報へのリンクを表示している。

同様にYouTubeでも COVID-19 に関する情報を探しているユーザー向けに、内閣官房新型インフルエンザ等対策室へのリンクを表示し、ユーザーを誘導するよう務めているほか、影響を受けている地域の政府や NGO を対象に、教育や情報発信に活用できるよう、広告収益の寄付を行う。

間違った情報から人々を守る
フィッシング、マルウェア、明らかに間違った情報などからユーザーを守るために、Trust and Safety チームは、国境を超え 24 時間体制で新たな脅威に目を光らせている。

Google 広告では、COVID-19 を取り巻く状況を利用しようとする広告をすべてブロックしており、過去6週間にブロックされた広告の数は数万に達している。

さらに、WHO や政府機関による公共広告への支援も行っている。Google Play では、「配慮が求められる事象」を利用するアプリを開発者に対して禁止しており、Google のコンテンツポリシーでは、「医療や健康に関連する機能を備えたアプリのうち、誤解を招くものまたは有害な可能性のあるもの」も禁止している。

つながりを保ち、生産性を維持するために
臨時休校やテレワーク、相次ぐイベントの中止や延期に伴い、様々なデジタル ツールへのニーズが高まっている。Google では、YouTube のライブ配信機能を支えるためのリソース追加を行う他、世界中のすべての G Suite / G Suite for Education ユーザーに向け、高度な Hangouts Meet ビデオ会議機能へのアクセスを無料で提供する。

救援活動と政府機関を支援する
Google では、現在、2500 万ドルの広告クレジットを WHO と各国の政府機関を対象に提供しており、必要に応じて追加寄付を行う予定。また、世界各国の政府機関向けに、Google Ad Grants のクライシス リリーフ プログラムを通じ、COVID-19 に関する信頼性の高い情報の発信を支援する。

 
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