ザッパラス、3Qは売上高11%減ながら営業益は700万円の黒字に転換 買収したコンコースが収益に寄与 特損計上で最終益は大幅赤字に

ザッパラス<3770>は、3月6日、2020年4月期の第3四半期累計(5~1月)の連結決算を発表、売上高28億2000万円(前年同期比11.2%減)、営業利益700万円(前年同期2億9900万円の赤字)、経常損益1200万円の赤字(同2億9400万円の赤字)、最終損益2億5900万円の赤字(同3億800万円の赤字)となった。
 

モバイルサービス事業において、買収したコンコースの売上が第3四半期より寄与(関連記事)したほか、その他事業と海外事業も前四半期を上回って推移した。また、それに伴い、四半期ベースの営業利益率も4.1%に改善し、営業利益は黒字転換を達成した。

ただし、保有する投資有価証券(未上場株式)について、投資時における事業計画と現在の事業進捗を比較し、事業計画に遅れが生じていると判断したものに対して、減損処理を行い、投資有価証券評価損9900万円を計上したほか、同様に収益化が遅れ、回収見込みが不確実と判断したソフトウェア資産に対して、帳簿価額の全額の減損処理を行い、減損損失8700万円を計上したことで、最終損益は大幅な赤字計上となっている。

なお、同社は2020年4月期の連結業績予想について、売上高と営業損益を新たに開示しており、売上高は37億6000万円(前期比9.8%減)、営業損益3000万円の赤字(前期3億4100万円の赤字)の見込みとしている。
 
株式会社ザッパラス
http://www.zappallas.com/

会社情報

会社名
株式会社ザッパラス
設立
2000年3月
代表者
代表取締役 玉置 真理
決算期
4月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3770
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