ラディウス・ファイブ、AIでアニメを高解像度化する「AnimeRefiner」を提供開始 HDサイズを4Kサイズ以上に


ラディウス・ファイブは、AIによってアニメーションを高解像度に変換できるサービス「AnimeRefiner」の提供開始を発表した。

※トップ画像は「480×270px」から「1920×1080px(Full HD)」に変換した際の比較

■開発の背景
4Kテレビの普及に伴い、4Kコンテンツのニーズも高まっています。しかしながら、4Kコンテンツ制作には撮影・制作機器等を4K対応するために、膨大な投資が必要となる。

そのため動画配信サービスではまだまだ4Kコンテンツが不足しているのが現状。多くのコンテンツがフルHD映像でそのまま視聴されたり、実際の4K品質とは異なる4K相当に変換(アップコンバート)された映像で視聴されているという。

特にアニメにおいて4K制作を行うためには、主流であるフルHD(1920×1080px)の4倍サイズ(3840×2160px)での制作が必要となる。

描くサイズが4倍となるため、更に制作コストや工数を圧迫することになる。同様に、過去のアニメタイトルに関しても、本来の4K品質にリマスターするには、膨大な予算と時間を必要としてしまう。

同社が新たに開発した「AnimeRefiner」(読み:アニメリファイナー)は、AIを用いて、この課題を解決するとのこと。HDサイズのアニメなら4Kサイズ以上に、またフルHDのアニメなら8Kサイズにまで変換が可能。これにより過去のアニメタイトルを4Kテレビ用に高解像度化でき、今後制作するアニメタイトルにおいても、この技術を使うことで、4K・8Kサイズのコンテンツ制作にかかる制作現場の負担を低減することができる。

■「AnimeRefiner」の特徴
Deep learning を活用することで、従来の画像を引き伸ばして中間を補間する変換(アップコンバート)技術では不可能だった、高品質な状態での高解像度化が可能。

高解像度化AI「PhotoRefiner」(https://cre8tiveai.com/pr)で培った独自のAIモデルにより、アニメを縦横4倍のサイズに高解像度化できる。

低解像度な動画と高解像度な動画の特徴を大量に学習したAIは、これまでの技術とは比較にならないほど美しくアニメを高解像度化できる。
 
1.様々な種類のノイズを除去



2.アップコンバートによる映像のぼやけを鮮明化



3.陰影もキレイに 



©TOMASON
  upconverted by RADIUS5 Inc.


 

■10作品限定「AnimeRefiner」無料体験キャンペーン実施
今回の新サービスリリースを記念して、少しでも多くの方に「AnimeRefiner」の良さを実感いただけるよう、高解像度化を希望するコンテンツホルダーを対象に先着10作品限定で「AnimeRefiner」無料体験キャンペーンを実施する。

募集期間:2月19日~3月31日
申込方法:当社WEBページの問い合わせフォーム(https://animerefiner.com)より連絡しよう。
※無料キャンペーンには適用条件がある。詳しくはお問い合わせフォームから。
 

■公式サイト
 

公式サイト