セガサミーHD、20年3月期通期予想を上方修正…遊技機・パッケージゲームなどの販売が予想を下回るも デジタルゲームの収益性改善で利益上ブレ

セガサミーホールディングス<6460>は、2月5日、2020年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想3900億円から3670億円(増減率5.%減)と下方修正されたものの、営業利益は同270億円を据え置き、経常利益は同230億円を240億円(同4.3%増)、最終利益は同150億円を210億円(同40.0%増)にそれぞれ上方修正した。

遊技機事業で複数タイトルの発売時期が来期に遅延するため、販売タイトル数・販売台数が当初の計画から減少となったほか、エンタテインメントコンテンツ事業のパッケージゲーム分野において新作タイトルの販売本数が想定を下回ったこと、アミューズメント機器分野が低調に推移したことが減収の要因となった。

一方で、デジタルゲーム分野における改善が進んだことから、利益は前回発表予想を上回る見込みとなった。なお、最終利益は、サミーの保有する名古屋の土地・建物の売却による特別利益の計上(関連記事)に加え、税金費用が減少したことも影響している。
 
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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