2020年新年のご挨拶(株式会社ソーシャルインフォ代表取締役社長 石渡 亮介)



新年、あけましておめでとうございます。謹んで新春のお祝いを申し上げます。このたび、長谷部 潤の後任として、代表取締役社長に就任した石渡 亮介と申します。

昨年4月より、当社は、株式会社ビジプルから再び株式会社ソーシャルインフォに社名を戻すとともに、主力事業に経営資源を集中するためグッズ制作販売事業・イベント運営事業・プラットフォーム事業を切り離し、メディア事業のみの単一事業から成る企業として再出発いたしました。さらに今年8月からは、アニメーション関係のニュースサイト「Anime Recorder」の運営も新たに担うこととなり、メディア運営企業としてより価値の高いものを目指すこととなりました。

今回のニュースサイトの追加は、業界動向の変化とも無関係ではありません。2019年の国内スマートフォンゲーム市場は、ここ数年顕著になってきていた成熟化がさらに進んだ感がありますが、新作タイトルの動向やヒットタイトルの傾向を見ていきますと、これまでとは少し異なる潮流が出てきたように感じています。

例えば、複数のデバイスやプラットフォームをまたがった形で、これまでになかった新しいゲーム体験を提供する流れが出てきました。また、ゲームアプリを軸にしてアニメ化や家庭用ゲーム、アーケードゲーム、イベント、舞台化、ボードゲームなど様々な場面でコンテンツに触れられるような取り組みが増え、それぞれの境界線が曖昧になってきており、エンターテインメント領域のニュースメディアとしてゲーム関連領域のニュースだけを扱っていれば良い時代ではなくなってきたと感じております。

つまり、ゲームであっても、エンターテインメントの一つのカテゴリーにすぎないということだと思います。

今回の「Anime Recorder」の追加により、モバイルゲームのニュースを扱う「Social Game Info」と、アニメ領域を得意とする「Anime Recorder」が協力しながらエンターテインメントの情報発信・価値提供を行う相乗効果を発揮し、それぞれの領域で唯一無二の存在を目指していきたいと考えております。

私自身は、社の代表として編集については取材や記事執筆などを通じて一定の知識・経験は有しているものの、実務においては必ずしも詳しいわけではないかもしれませんが、コロプラにおいては、ゲームアプリの開発・運営の実務からプロデュース業務をはじめ、ゲームのアニメ化やグッズ制作・イベント運営などのクロスメディア展開、また広告関連を含めたマーケティング全般を担当するだけでなく、採用を含めた戦略人事の分野にまで携わって参りました。

こうしたエンターテインメントにおいて幅広い知見を有する者として、自身の知識・経験をおしみなく編集部と共有し、より独自性のあるメディアとして皆様に価値をご提供できればと考えておりますので、大きなご期待をいただきつつ、しっかりと応えて価値を創出していければと存じます。

あらためまして、2020年もより一層のご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 
株式会社ソーシャルインフォ 代表取締役社長
石渡 亮介