
『DQウォーク』『モンスト』『FGO』が首位争い 新作『うたわれるもの』『ワールドフリッパー』好発進 App Storeの1週間を振り返る

11月24日~11月29日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ると、スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストウォーク』と、ミクシィ『モンスターストライク』、FGO PROJECT『Fate/Grand Order(FGO)』が繰り広げた。6日間の中で、それぞれ2日間ずつ首位となっていた。『Fate/Grand Order(FGO)』は、App Storeへのアップデートの反映が遅延したことでメンテが長引くことになってしまったが、予定どおり11月27日18時にイベントがサービスが再開できていたらどうなっていたのだろうか。こればかりはわからないことだが、首位を取る期間が1日増えてもおかしくはなかった。
この3タイトルを中心に首位争いが行われる一方で、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』と『実況パワフルプロ野球』が好調だった。特に『プロ野球スピリッツA』の好調ぶりは目立つ。一般的にスポーツゲームは、オフシーズンになるとアクティブユーザーや売上などが低調になってしまうケースが少なくないが、上位に長くとどまっている点は注目される。『eFootball ウイニングイレブン 2020』も健闘している。
またこの週の最も大きなトピックスは、好スタートを見せる新作が出てきたことだろう。アクアプラスが11月26日にリリースした『うたわれるもの ロストフラグ』が早くも7位とトップ10圏内にランクインし、Cygamesが11月27日にリリースした『ワールドフリッパー』が売上ランキングでTOP30に入った。フォワードワークスと日本一ソフトウェア<3851>の『魔界戦記ディスガイアRPG』も一時TOP30に入った。さらなる活躍を期待したい。
Nianticとポケモンの『ポケモンGO』が土曜日の12位から3位に浮上した。『ポケモンGO』は、ショップの「ポケモンボックスアップグレード」で増やせるポケモンボックスの上限が最大3000、「バッグ アップグレード」により持てる道具の上限数が最大2500個に拡大されたことで、そのためいポケコインを利用するユーザーが増えているものと思われる。

また、allfuzと10ANTZの『乃木恋 ~坂道の下で、 あの日僕は恋をした~』が土曜日の97位から14位に急上昇した。『乃木恋』は、11月24日からイベント「アンダー彼氏 in Winter」を開催するとともに、イベント特効ガチャとなる第1弾「寒空に恋の明かりが灯る」ガチャも実施していることが順位を大きく押し上げたもよう。

3位に前日の36位からコナミデジタルエンタテインメントの『eFootball ウイニングイレブン 2020』が飛び込んできた。『ウイイレ2020』は、11月25日より、「European Club Championship Stars」「Club Selection - BAYER LEVERKUSEN」「Club Selection - FC BAYERN MÜNCHEN」と3つのエージェントが登場していることに加え、ブラックフライデーのコインセールなどを実施していることで売上を伸ばしているようだ。

また、Cygamesの『Shadowverse(シャドウバース)』が前日の154位から6位まで急上昇してきた。『シャドウバース』は、11月25日のメンテナンス後より、第14弾カードパックのアディショナルカードをリリースしたほか、「涼宮ハルヒの憂鬱」とのコラボキャンペーンを開始しており、コラボリーダースキンの販売を行っていることも順位上昇の原動力となっているもよう。

アクアプラスが前日11月26日にリリースしたばかりの新作『うたわれるもの ロストフラグ』が早くも7位とトップ10圏内にランクインしてきたことだ。本作は、「うたわれるもの」シリーズ初のスマホ向けゲームアプリで完全新作となるRPG。現在、ゲーム内では、ゲーム開始48時間限定で★3キャラ1人確定の有償限定の「天命縁結び」などを実施しており、順調に売上を伸ばす好発進となったようだ。

また、セガゲームスの『龍が如く ONLINE』が前日の215位から15位まで急浮上してきた。『龍が如く ONLINE』は、11月26日14時より、新SSRとなる「桐生 一馬(決戦)」と「錦山 彰(決戦)」が登場した「ドラゴンフェスガチャ」を開催(関連記事)していることが順位を押し上げたもよう。

4位に前日の146位からバンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボール レジェンズ』が飛び込んできた。『DBレジェンズ』は、11月27日より、LEGENDS LIMITED「超サイヤ人ゴッドSS ベジータ」とSPARKING「超サイヤ人ロゼ ゴクウブラック」が登場したガシャ「LEGENDS HOUR OF DARKNESS」を開催(関連記事)していることなどが売上に貢献しているようだ。

また、この日のトピックスは、Cygamesが11月27日にリリースしたばかりの新作『WORLD FLIPPER(以下、ワールドフリッパー)』が18位とトップ30圏内に早くも入ってきたことだ。『ワールドフリッパー』は、キャラを操作して敵にぶつけることで敵を倒すノンストップ体当たりアクションゲーム。現在は、ゲーム内にて10連なら星4キャラが1体確定となる「リリース記念ガチャ」を開催していることも好スタートにつながった要因と思われる。

同様に前日11月27日にリリースの新作では、フォワードワークスと日本一ソフトウェア<3851>の共同開発タイトル『魔界戦記ディスガイアRPG』も35位とトップ30に迫るスタートとなった。

『FGO』は、App Store上へのアップデート版の反映遅延の影響でメンテナンスが1日以上に及んでいたものの、メンテ空け後に開始した期間限定イベント「クリスマス 2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」と「クリスマス2019ピックアップ召喚(日替り)」の貢献などで一気に首位を回復する形となった。

また、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』が前日の24位から4位まで上昇してきた。『パワプロ』は、11月28日14時より、パワプロアプリ5周年を記念した「【感謝祭】5周年 記念キャンペーン」を開始(関連記事)しており、その中で実施している「5周年記念デビューガチャ [好敵手]猪狩 守(10連ガチャ)」が売上を押し上げているもよう。

なお、直近リリースの新作は、アクアプラスの『うたわれるもの ロストフラグ』は前日の6位から10位に順位を下げたものの、Cygamesの『ワールドフリッパー』は18位から15位に上昇、フォワードワークスと日本一ソフトウェア<3851>の『魔界戦記ディスガイアRPG』は前日の35位から29位に上昇してトップ30入りを果たした。
あわせて読みたい( うたわれるもの ロストフラグ・アクアプラス・Fate/Grand Order(FGO) )
企業情報(株式会社Cygames)
会社名 | 株式会社Cygames |
---|---|
URL | https://cygames.co.jp/ |
設立 | 2011年5月 |
代表者 | 渡邊 耕一 |
決算期 | 9月 |
直近業績 | |
上場区分 | 非上場 |
証券コード |

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企業情報(株式会社コロプラ)
会社名 | 株式会社コロプラ |
---|---|
URL | http://colopl.co.jp/ |
設立 | 2008年10月 |
代表者 | 馬場功淳 |
決算期 | 9月 |
直近業績 | 売上高522億円、営業利益129億円、経常利益129億円、最終利益86億円(2017年9月期) |
上場区分 | 東証一部 |
証券コード | 3668 |

企業情報(株式会社ミクシィ)
会社名 | 株式会社ミクシィ |
---|---|
URL | http://mixi.co.jp/ |
設立 | 1997年11月 |
代表者 | 木村弘毅 |
決算期 | 3月 |
直近業績 | 売上高1890億円、営業利益723億円、経常利益727億円、最終利益417億円(2018年3月期) |
上場区分 | 東証マザーズ |
証券コード | 2121 |

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