i-tron、声優活動ディレクションゲーム『バトン=リレー』の定期イベント「WORKSHOP vol.2」を11月2日に開催! 公式レポートをお届け!



i-tron(アイトロン)は、2020年配信予定の声優活動ディレクションゲーム『BATON=RELAY(バトン=リレー)』の定期イベント「WORKSHOP vol.2」を11月2日に町田市文化交流センターホールで開催した。公式レポートをお届けしよう。


<以下、公式レポートより>


このイベントは「声のヒロイン」をテーマに据えた同作に出演する声優たちがステージ上で歌や生アフレコ・朗読劇に挑戦。一人前の声優になるために頑張る……というレッスン形式のイベント。2020年の配信を予定している『BATON=RELAY』のアプリゲーム内で行われることを、一足先に見ることができるという新たな試みが詰まった企画だ。
 
 
定期イベントのvol.2に登壇したのは、矢野妃菜喜(日向葉澄役)、春咲暖(瀬戸ひなの役)、鳴海夏音(戸田有理役)、白河みずな(小見川薫役)の4人。
 
 
この日は『BATON=RELAY』の新しいムービー上映からスタート。ムービーには町田の街並みが描かれており、会場までの道中と同じような風景がアニメーションのなかにも登場していた。ムービーが終わると同時に出演者4人が登壇し、オリジナル曲「Start me up」を披露。
 
 
すべての歌詞を大切に、丁寧に歌い上げる4人の姿は初々しく、思わず「頑張れ!」と応援したくなる。それが、“レッスンを通じて一人前の声優になるために頑張る”という本イベント、そしてこのプロジェクトの醍醐味とも言えるだろう。
 

「Start me up」の歌唱を終えた4人は一息つき、自己紹介。その後、早速ひとつ目のレッスンとなる「『BATON=RELAY』タイトル紹介」を行った。本レッスンは2020年配信予定のスマホゲーム『BATON=RELAY』について上手に説明できるかどうか試すという、説明力・伝達力を向上させるもの。今回はそれぞれが演じるキャラクターの紹介を中心に行った。紹介を行うなかで4人は、キャラクターと似ているところ、共感できるところについてもコメント。矢野は「アニメやゲーム好きでイベントが大好物なところ」、春咲は「めんどくさがりで夜型な(5時まで起きてることもある)ところ」、鳴海は「アーティスト感があると言われるところ」、白河は「不思議ちゃんと言われがちで、つかみどころがないところ」が似ているという。
 
 
こういった性格や特徴のリンクから、キャラクターと声優が一緒に成長していく、歩んでいっているようにも感じた。これは、ここからの活躍が期待される声優たちがメインキャラクターとして出演する、本プロジェクトの魅力と言えるだろう。

そのほか、昼の部では、決められたトークテーマについて話し合い、トーク力を磨く「みんなでトーク!」と題したレッスン、夜の部では即興劇に挑戦する「みんなでエチュード!」と題したレッスンを実施。
エチュードは前回のワークショップでも鬼門(?)となったコーナーで、まず「……即興劇、やったことある?」という会話を恐る恐る始めるキャストたち。ここで白河が「演劇部だからやったことある!」と語り、自らハードルを上げたことを後悔しながらも、今回のお題が発表される。

「遠くの町に引っ越してしまう幼なじみと、見送る3人(小学生設定)」
 
なかなか難しそうなテーマが、この会場で初めて伝えられたなかで、即興劇がスタート。

誰が「引っ越す子の役」をやるか決めずに始まったので、一瞬の静寂が流れたのもつかの間、矢野、春咲、鳴海の三人が息を合わせて「見送る3人」の役に入り、事実上の主役を白河にぶん投げる事態に! しかし、さすが経験者、「急に引っ越しが決まったことを、泣きながらみんなに伝える小学生」を見事に演じ、他の三人もそれぞれが「みずなちゃんと約束してたこと」を語ることで、この場面を成立させてみせた。一方で、「泣く演技以外でいかに場面をふくらませるか」や、「見送る3人のキャラ分け」など、課題もまだあり、即興劇の奥深さを感じさせられた。
 
 
続いて行われたのは、4人がカバー曲を披露するコーナー。カバー曲のいくつかは、公式Twitterへリクエストのあった中から選ばれた。昼の部、矢野はやなぎなぎの「春擬き」、白河は水瀬いのりの「Ready Steady Go!」、鳴海は『四月は君の嘘』のED曲「オレンジ」、春咲はLiSAの「traumerei」を歌い上げる。好きな作品の曲、イベントで盛り上がれる曲、キャラクターの性格を意識した曲……それぞれが考えてチョイスしたカバー曲だけに、4人の思いの丈を感じられた。
 

夜の部では、トップバッターの春咲が「最近よくカワイイ曲をリクエストされるんですけど、私はカワイイが苦手なんですよ……」という前フリから一転の「ギミー! レボリューション」で会場を一気にヒートアップ! 続く白河は、動画番組の相方であり「いちばん近い、あこがれの人」林鼓子が出演しているTVアニメ『キラッとプリ☆チャン』の楽曲「ワン・ツー・スウィーツ」をカバー。「鼓子ちゃんみたいにキラッとなりたい」と語るほどの愛情深さが感じられた。鳴海は楠木ともりと合作した曲「アカトキ」を、楠木のオリジナルREC音源を使用しながら披露。コーラスはもちろん楠木の声だ。最後に矢野は「一番尊敬する人の、始まりの歌」である「oath sign」をカバー。あこがれの人に追いつきたい……! という想いが込められた、むき出しの歌声で会場を湧かせた。
 
 
『BATON=RELAY』は新世代声優ヒロインプロジェクト。そのため、WORKSHOP でも、声優としての根幹である演技力を磨くため、朗読劇を行った。お客さんの前で演じるのは初めてということもあり、緊張した面持ちの4人。
 
 
しかしながら、実際の芝居になると真剣かつ、楽しんでいることが伝わってくる表情を魅せていた。また、昼公演の朗読劇「オオカミ・デイライフ」では、瀬戸ひなのの装着している獣耳と手は、ネコでもクマでもなくオオカミであることが判明した。なぜオオカミだったのか、いつからこの姿になったのか……ゲームのストーリーで明かされる機会を待ちたいところ。
 
 
続けざまに行ったのは、「生アフレコ」のレッスン。『BATON=RELAY』のゲームでは、キャラクターたちが実際にアニメのオーディションを受ける。本イベントで行う「生アフレコ」は、ゲーム内で実際に登場するアニメを使って、4人がそのアニメに登場するキャラクターを演じる、というものだ。
 

本公演では、来場者特典として台本風の冊子が配布されており、その中にはアニメのキャラ表やオーディション原稿が記載されている。これにより、オーディションや収録の現場感を、よりリアルに感じられるのだ。
 

本公演のアフレコ題材は、文明が退廃した終末世界の日常を描くアニメ『てんきあめと、くもりぞら。』。今回は「線撮(せんどり)」と呼ばれる状態の素材に、ボールド(タイミング表示)が出るなかでアフレコに挑戦! というリアルな現場が再現されていた。昼と夜とは同じ台本でありながらも、演じる役をシャッフルするため、同じキャラクターでも演じ手によって芝居の作り方が大きく異なっていた。「ドキドキした!」というコメントを残しながらも、お客さんの拍手を聞いた4人は少しホッとした様子。笑顔がこぼれていたのが印象的であった。
 
 
アフレコ実践が終わると、二度目のライブパートへ。今度は『BATON=RELAY』のオリジナル曲を披露した。まずは矢野と白河が初公開となる「四月のDreams come true」を歌唱。本曲はポジティブで明るい、思わず横ノリしたくなるさわやかな楽曲。ふたりは終始笑顔でこの曲を歌い上げた。
 
 
続いて春咲と鳴海が歌ったのは「Daylight Sinfonia」。ダークな世界観ながらも心を熱くさせるサウンドに負けじと、ふたりも気合十分に歌い上げる。そして、4人そろって歌唱したのは「かけだしのモノローグ」。動き出したばかりの夢を彷彿させる歌詞と、それを懸命に歌う4人の姿に今後の飛躍を感じられた。
 

次回の定期公演『BATON=RELAY WORKSHOP vol.3』に出演するキャストのコメント映像が会場に流れたのち、白の歌唱衣装に着替えて登場した4人は再び「Start me up」と「かけだしのモノローグ」を披露。そして最後に春咲が「始まったばかりの私たちと、こんなに盛り上がってくれる皆さんとなら、どこまでもバトンを繋いでいける気がします」、矢野が「こうしてバトンを繋いでいって、いつか16人で一つのステージに立ちたい」と語り、第2回のワークショップは終演となった。

「Start me up」の歌詞には、「あなたと見てる未来は どんな夢も叶えられる気がする」という一節がある。かけだしの声優ヒロインと、それを演じるキャストたち。本公演は、出演した4人と会場のボイスディレクターにとって、「原点の物語」になったのかもしれない。


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■『BATON=RELAY』
 

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