モバイルファクトリー、3Q期間はQonQでは減収減益に…6月の『駅メモ!』周年施策の反動が影響 広告宣伝比率は前四半期の8.8%から2.5%に圧縮

モバイルファクトリー<3912>は、10月18日、2019年12月期の第3四半期決算を発表した。その数字を四半期推移(QonQ)で見てみると、第3四半期期間(7~9月)は、売上高7億3500万円(前四半期比18.5%減)、営業利益2億7400万円(同10.3%減)、経常利益2億7400万円(同10.0%減)、最終利益1億7000万円(同3.3%減)となった。

これは、第2四半期期間において、主力の位置情報連動型ゲーム『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)が6月にコロプラ版の5周年を迎え、その記念施策を実施していた反動が大きく、売上高の減少は会社側の想定通りということになる。一方で、広告宣伝比率が前四半期の8.8%から2.5%に低下するなど費用の大幅な圧縮が行われており、これが通期業績予想の上方修正につながっている。
 

なお、この四半期のトピックスとしては、2020年中のリリースを予定している新作位置ゲームの開発を明らかにしたことだろう。タイトル名や具体的なコンセプトなどは明示されていないが、ブロックチェーンサービスに開発リソースを集中していた戦略から少し変化が出てきた可能性がありそうだ。
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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